抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
目的:冠状動脈慢性閉塞(CTO)患者の血漿内皮特異性分子1(ESM-1)レベルと冠状動脈側副循環形成との関係を検討する。方法:鄭州大学第1付属病院で治療した68例のCTO患者を試験群とし、冠状動脈側副血行の形成情況により、側副循環不良群(35例)と側副循環良好群(33例)に分けた。同期入院にてCAG検査を受け、冠動脈正常或いは正常(狭窄程度<30%)の39例の患者を対照群とした。患者の基本臨床データを収集し、ELISA法を用いて、血漿ESM-1と血管内皮細胞増殖因子(VEGF)レベルを測定し、ESM-1による側副血行形成の特異性と感度を分析した。【結果】対照群に比して,ESM-1とVEGFのレベルは,側副血行群で有意に高かった[(3.22±1.44)ng/ml対(1.53±0.68)ng/ml,P<0.01]。(126.68±45.64)pg/ml対(76.24±37.45)pg/ml、P<0.01、血漿ESM-1とVEGFレベルは冠状動脈側副血行形成と正相関を呈した(r=0.389、P<0.001)。ロジスティック回帰分析により、ESM-1、VEGF、好中球、飲酒歴は冠状動脈側副血行形成の独立危険因子であることが分かった。ROC曲線の分析は,1.92ng/mlのESM-1レベルが冠状動脈側副血行に対して良好な予測感度が69.7%,特異性が68.6%であることを示した。結論:ESM-1レベルは冠状動脈の慢性閉塞患者の冠状動脈側副血行形成と密接な関係があり、冠状動脈側副血行形成の独立予測因子である。Data from Wanfang. Translated by JST.【JST・京大機械翻訳】