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J-GLOBAL ID：201802284433526987   整理番号：18A0435824

HepaRGヒト肝細胞プロテオームに及ぼすデオキシニバレノールとゼアラレノンの個別および複合曝露の異なる影響【Powered by NICT】

Differential impacts of individual and combined exposures of deoxynivalenol and zearalenone on the HepaRG human hepatic cell proteome

著者 (7件)： Smith Marie-Caroline (Universite de Brest, EA 3882, Laboratoire Universitaire de Biodiversite et Ecologie Microbienne, IBSAM, ESIAB, Technopole Brest-Iroise, 29280 Plouzane, France) ,  Timmins-Schiffman Emma (Department of Genome Sciences, 3720 15th Ave NE, Box 355065, University of Washington, Seattle, WA 98195, USA) ,  Coton Monika (Universite de Brest, EA 3882, Laboratoire Universitaire de Biodiversite et Ecologie Microbienne, IBSAM, ESIAB, Technopole Brest-Iroise, 29280 Plouzane, France) ,  Coton Emmanuel (Universite de Brest, EA 3882, Laboratoire Universitaire de Biodiversite et Ecologie Microbienne, IBSAM, ESIAB, Technopole Brest-Iroise, 29280 Plouzane, France) ,  Hymery Nolwenn (Universite de Brest, EA 3882, Laboratoire Universitaire de Biodiversite et Ecologie Microbienne, IBSAM, ESIAB, Technopole Brest-Iroise, 29280 Plouzane, France) ,  Nunn Brook L. (Department of Genome Sciences, 3720 15th Ave NE, Box 355065, University of Washington, Seattle, WA 98195, USA) ,  Madec Stephanie (Universite de Brest, EA 3882, Laboratoire Universitaire de Biodiversite et Ecologie Microbienne, IBSAM, ESIAB, Technopole Brest-Iroise, 29280 Plouzane, France)
資料名： Journal of Proteomics  (Journal of Proteomics)
巻： 173  ページ： 89-98  発行年： 2018年 
JST資料番号： T0073A  ISSN： 1874-3919  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 多くの調査は食品及び飼料中のデオキシニバレノール(DON)及びゼアラレノン(ZEA)マイコトキシンの自然共起性を強調している。それにもかかわらず,それらの個々および同時曝露への応答に関与する細胞機構に関するデータは不足している。本研究では,低かマイコトキシン線量は細胞生理とホメオスタシスに影響する可能性がある分析するために,単独または併用低DON及びZEA細胞毒性レベル(それぞれ0.2及び20μM)に1時間および24時間曝露した増殖中のヒト肝細胞(HepaRG)のプロテオミクスプロファイルをLC-MS/MSにより分析した。マイコトキシン処理細胞のプロテオーム分析はこれらの蛋白質の約1.4%と3.7%1時間または24時間後に対照に比較して有意に修飾した豊度を示す4000蛋白質を同定した。遺伝子オントロジー生物学的プロセスアノテーションの解析により,蛋白質はDNA代謝過程と同様に細胞周期,増殖および/あるいは開発が,ほとんどの処理の影響を受けたことを示した。全体として,異なる蛋白質,生物学的プロセスを考慮マイコトキシンと曝露期間に依存して影響を受けていた。最後に,両マイコトキシンへの24時間曝露後に観測された重要なプロテオーム変化にもかかわらず,細胞によるZEAの取込は細胞上清中のマイコトキシン定量により示唆された。本研究では,LC-MS/MSを用いた増殖HepaRG細胞における低い細胞毒性レベルでDON及びZEA(個々の吸着と組み合わせて)短い曝露後に生じたプロテオミクス変化を検討した。得られた結果は,細胞応答である時間マイコトキシンまたは混合物依存することを示した。特に,1h曝露後,DON+ZEA組合せは,DONまたはZEA単独よりもプロテオーム変化をもたらしたが,24時間後に観察された反対であった。添加では,24時間曝露後のZEAによって誘起された応力に有意な細胞応答はDONと組み合わせた場合,減少すると考えられた。このように,これらの結果は,長時間マイコトキシン混合物に曝露された場合に肝細胞による可能な緩和を支持した。これらの知見は,より複雑な培養速度論を用いた,異なる「オミクス」ツールを組み合わせたマイコトキシン曝露に応答した適応型細胞をさらに探索するために重要なステップを表している。さらに,細胞上清中のマイコトキシン定量はDON及びZEAについて異なる挙動を示し,これはまた,マイコトキシンは実際に細胞応答を誘発するかについての疑問を提起する。Copyright 2018 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】

シソーラス用語： ホメオスタシス ,  マイコトキシン ,  培養 ,  *プロテオーム ,  食品 ,  *肝細胞 ,  細胞周期 ,  プロテオミクス ,  タンパク質 ,  細胞毒性 ,  ケトン ,  大環状化合物 ,  ラクトン ,  多価フェノール ,  芳香族縮合化合物 ,  脂環式化合物 ,  スピロ化合物 ,  酸素複素環化合物 ,  架橋化合物 ,  エノン ,  ポリオール
準シソーラス用語： オミックス ,  細胞応答 ,  LC/MS/MS , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (6件)： デオキシニバレノール ,  ゼアラレノン ,  同時曝露 ,  ヒト肝細胞 ,  LC-MS/MS ,  法はトキシコプロテオミクス

分類 (3件)： 蛋白質・ペプチド一般  (EB03010N) ,  微生物生理一般  (EG03051L) ,  生物学的機能  (EB03040U)

物質索引 (2件)： ゼアラレノン ,  デオキシニバレノール

タイトルに関連する用語 (5件)： ヒト肝細胞 ,  プロテオーム ,  デオキシニバレノール ,  ゼアラレノン ,  複合曝露