抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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目的:妊娠高血圧症(HDP)患者における血清シスタチンC(CysC)、超高感度C反応性蛋白(hs-CRP)とβ2-ミクログロブリン(β2-MG)濃度測定の臨床意義を検討する。方法:2015年12月から2016年12月にかけて、産婦人科で出産前の検査を行い、入院したHDP患者95例を収集した。HDPの重症度により,軽度群(n=37),中等度群(n=28)および重度群(n=30)に分けた。また、同期正常妊娠妊産婦35例を選択し、正常群に組み入れた。同時に、血清クレアチニン(Ccr)レベルにより、HDP患者を腎機能障害群(Ccr<80 ml/min)42例と腎臓機能正常群(Ccr≧80 ml/min)53例に分けた。各群の血清CysC、hs-CRP、β2-MGの濃度の差異を比較し、三つの指標とHDPの重症度及び腎機能損傷との関係を分析した。結果:軽度群,中等度群,重症群の血清CysC,hs-CRP,β2-MG濃度は正常群より高く(P<0.01),中等度群,重度群の血清CysC,hs-CRP,β2-MG濃度は軽度群より高かった(P<0.01)。CysC,hs-CRPおよびβ2-MGの血清中濃度は,中等度群よりも重症群で高く(P<0.01),血清CysCとhs-CRPの間には正の相関があった(r=0.614,P<0.001)。それは,β2-MGと正の相関があった(r=0.652,P<0.001)。腎機能損傷群のHDP患者の血清CysC、hs-CRP、β2-MGの濃度は腎臓機能正常群より高かった(P<0.001)。結論 HDPの発生はCysC、hs-CRPとβ2-MG濃度の変化と関係があり、しかも病状の程度の加重によって上昇し、HDPの発生早期と腎機能損傷の診断の敏感な指標とすることができる。妊婦の血清CysC、hs-CRPとβ2-MG濃度の変化を動態的にモニタリングすることは、HDPの発生と腎機能損傷の早期診断と臨床治療の指導に極めて高い臨床価値がある。Data from Wanfang. Translated by JST【JST・京大機械翻訳】