抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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・地球温暖化をもたらすと考えられているが,大気中の寿命が二酸化炭素などの長寿命温室効果気体よりも短い物質の排出量も効率的に削減していくことで,当面の気温上昇を緩和させルという考え方。
・本稿では,その短寿命気候汚染物質(SLCP)に関する気候変動のメカニズム,環境への影響,国内外の動向などを解説。
・SLCPは,国連環境計画によると,黒色炭素・対流圏オゾン・メタン・ハイドロフルオロカーボン(代替フロン)と定義。
・上記4種類のSLCPのうち,黒色炭素以外は気体で,いずれも二酸化炭素と同様に,赤外線を吸収する性質。
・黒色炭素は,大気中に浮遊している微粒子(エアロゾル)で,太陽光エネルギーを吸収。
・気候変動のメカニズムは,気候に影響を及ぼす因子の値が変化した際の,大気上端での太陽光および赤外線のエネルギー収支の変化。