文献

J-GLOBAL ID：201802284583857846   整理番号：18A1227325

イオンモビリティスペクトロメータ用カスケード増強型同軸円筒イオン化チェンバの開発

Development of Soft X-ray Photoelectron Cascade-Enhanced Coaxial Cylindrical Ionization Chamber for Ion Mobility Spectrometer

著者 (1件)： 松谷貴臣 (近畿大 理工)
資料名： プラズマ応用科学  (Applied Plasma Science)
巻： 24  号： 2  ページ： 89-93  発行年： 2016年12月 
JST資料番号： L4460A  ISSN： 1340-3214  CODEN： POKAFE  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 軟X線イオン化源を有するコンパクト型イオンモビリティスペクトロメータ(IMS)を開発し,鋳型から微小揮発性有機化合物(MVOC)を測定した。ドリフト管,イオン源,電源およびガス流量計を含むIMSのサイズは,L:265mm×W:320mm×H:170mmであった。加速電圧(グリッドとチャンバー電極)を2000Vまで変えることができた。ドリフト管にイオンを導入するパルス電圧(パルス電極)を500Vまで変えることができた。パルス幅と周期はそれぞれ600μsと90msであった。鋳型から生成したMVOCの2-メチル-1-プロパノール,ジメチルスルホキシドおよび2-エチル-1-ヘキサノールを開発したIMSにより測定した。コロナ放電イオン源よりも安定で,放射性同位体イオン源よりも25倍高い,IMSに対する電子カスケードにより増強されたX線イオン化源が成功裏に開発された。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： イオン化 ,  実験装置 ,  同心構造 ,  円筒 ,  *イオン移動度 ,  *スペクトロメータ ,  *スペクトロスコピー ,  カスケード過程 ,  揮発性有機化合物 ,  鋳型【鋳造】 ,  コロナ放電 ,  放射性同位体 ,  軟X線 ,  脂肪族アルコール ,  脂肪族化合物 ,  スルホキシド
準シソーラス用語： MVOC ,  *イオンモビリティ分析法 ,  チャンバ ,  加速電圧

分類 (1件)： その他の物理分析  (CC03014E)

物質索引 (3件)： 2-エチル-1-ヘキサノール ,  2-メチル-1-プロパノール ,  ジメチルスルホキシド

引用文献 (9件)：

• T.W. Carr, Plasma Chromatography, Plenum Press, New York, (1984).
• G.A. Eiceman, Z. Karpas, Ion Mobility Spectrometry, CRC Press, Boca Raton, (1993).
• G.A. Eiceman, Crit. Rev. Anal. Chem., 22 (1991) 17.
• R.H. St. Louis, H.H. Hill Jr., Crit. Rev. Anal. Chem., M21, (1990) 321.
• J.W. Leonhardt, W. Rohrbeck, H. Bensch, Int. J. Ion MobilitySpectrom., 3 (1), (2000) 43.

タイトルに関連する用語 (6件)： カスケード ,  増強 ,  同軸 ,  イオン化 ,  チェンバ ,  開発