文献

J-GLOBAL ID：201802284627407391   整理番号：18A0854090

ポリ-L-リジンによるDaltonの腹水性リンパ腫(DAL)誘発腫瘍形成のアポトーシス,抗増殖,腫瘍血管新生抑制およびダウンレギュレーションの誘導:機構研究【JST・京大機械翻訳】

Induction of apoptosis, anti-proliferation, tumor-angiogenic suppression and down-regulation of Dalton’s Ascitic Lymphoma (DAL) induced tumorigenesis by poly-l-lysine: A mechanistic study

著者 (6件)： Debnath Souvik (Division of Pharmacology Research Laboratory, Department of Pharmaceutical Technology, Jadavpur University, Jadavpur 700032, India) ,  Mukherjee Avinaba (Department of Zoology, Charuchandra College, University of Calcutta, Kolkata 700029, India) ,  Karan Saumen (Division of Pharmacology Research Laboratory, Department of Pharmaceutical Technology, Jadavpur University, Jadavpur 700032, India) ,  Debnath Manish (Department of Organic Chemistry, Indian Association for the Cultivation of Science, Jadavpur, Kolkata 700032, India) ,  Chatterjee Tapan Kumar (Division of Pharmacology Research Laboratory, Department of Pharmaceutical Technology, Jadavpur University, Jadavpur 700032, India) ,  Chatterjee Tapan Kumar (Department of Pharmaceutical Technology, JIS University, Kolkata 700109, India)
資料名： Biomedicine & Pharmacotherapy  (Biomedicine & Pharmacotherapy)
巻： 102  ページ： 1064-1076  発行年： 2018年 
JST資料番号： A0845C  ISSN： 0753-3322  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 本研究では,in vitro HUVECs細胞およびDalton Asistic Lymphoma(DAL)およびin vivo DAL細胞を有するBALB/cマウスモデルにおいて,ポリ-L-リジン(PLL)誘導アポトーシス,抗増殖および抗腫瘍形成特性の分子機構を検証する試みを行った。細胞増殖分析と形態学的分析を,MTT分析とギムザ染色法を用いて行った。PLLの抗腫瘍活性を,DAL固形腫瘍モデルのために,21日間,20および40mg/kg体重のBALB/cマウスで評価した。いくつかの腫瘍評価エンドポイント,血液学的および生化学的パラメータを推定した。さらに,腫瘍アポトーシス,抗増殖および抗腫瘍血管新生効果を,ウエスタンブロットおよび免疫組織化学を用いて評価した。PLLはin vitro HUVECsおよびDAL細胞における細胞増殖を正常細胞増殖に有意な影響なしに有意に減少させた。PLLはDAL細胞における細胞形態の変化も誘導した。その後,BALB/cマウスモデルにおいて,PLLはDAL誘導腫瘍形成において顕著な阻害を有した。この阻害は,固形腫瘍容積と体重対対照群の減少を通して明らかであった。しかしながら,PLLは腫瘍アポトーシスを促進し,細胞増殖と腫瘍血管新生を抑制した。また,PLLは5-フルオロウラシル(5-FU)と比較して有意に血液マーカーを増加させた。PLLで処理したマウスにおけるDAL細胞の核におけるTdTの量は有意に増加したが,抗アポトーシス蛋白質Bcl-2発現の減少は観察された。PLLはプロアポトーシス蛋白質Baxと活性化カスパーゼ-3を有意にアップレギュレーションした。サイクリンD_1の測定可能な減少は,細胞周期停止の指標であるPLL処理を通して観察された。これらの研究はまた,c-MycとKi-67増殖指数の抑制を通して,PLLの誘導と抗増殖効果を示す。さらに,PLLはVEGFおよびCD34蛋白質発現レベルの抑制および対照マウスからの腫瘍における微小血管密度対類似パラメータの減少を介して腫瘍血管新生を阻害した。本研究は,近い将来のPLLによる可能な抗腫瘍治療の機会と期待を提供し,さらなる製剤開発を保証する。Copyright 2018 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： アップレギュレーション ,  *ダウンレギュレーション ,  *腫瘤形成 ,  免疫組織化学 ,  VEGF ,  抗腫瘍作用 ,  *腫瘍 ,  *アポトーシス ,  ウェスタンブロット法 ,  固形腫瘍 ,  in vitro実験 ,  *血管新生 ,  細胞増殖
準シソーラス用語： 蛋白質発現 ,  *腫瘍血管新生 , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (8件)： ポリ-L-リジン(PLL) ,  抗腫瘍 ,  腫瘍形成 ,  アポトーシス ,  抗増殖 ,  血管新生 ,  固形腫瘍 ,  カスパーゼ3

分類 (1件)： 抗腫よう薬の基礎研究  (GW16010A)

タイトルに関連する用語 (11件)： ポリ-L-リジン ,  腹水 ,  リンパ腫 ,  誘発 ,  腫瘍形成 ,  アポトーシス ,  増殖 ,  腫瘍血管新生 ,  ダウンレギュレーション ,  誘導 ,  研究