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J-GLOBAL ID：201802284630291170   整理番号：18A0376204

土地改良区職員を対象とした技術受容に関する心理的プロセスの質的検討

Qualitative Investigation on the Psychological Processes of Technology Acceptance for Office Workers in a Land Improvement District

著者 (3件)： 大塚芳嵩 (国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構 農村工学研究部門) ,  遠藤和子 (国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構 農村工学研究部門) ,  國光洋二 (国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構 農村工学研究部門)
資料名： 農業農村工学会論文集  (Transactions of the Japanese Society of Irrigation, Drainage and Rural Engineering)
巻： 85  号： 2  ページ： I_233-I_243(J-STAGE)  発行年： 2017年 
JST資料番号： S0345A  ISSN： 1882-2789  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： GISソフトウェアVIMSの試用実験を事例に,土地改良区職員の技術受容に関する心理的プロセスを質的研究法により検討した.半構造化インタビューにより得られた発話を修正版グラウンデッド・セオリー・アプローチにより分析した結果,技術受容に関する要因として,〈土地改良区が抱える内的要因〉〈土地改良区の背景〉〈技術的要因〉〈開発者からの外的作用〉〈信頼関係〉の5つのカテゴリーが生成された.技術受容の仮説を検討した結果,1次的要因として〈技術的要因〉,2次的要因として〈開発者からの外的作用〉と〈土地改良区が抱える内的要因〉,これらの根底にある要因として〈土地改良区の背景〉があると考えられた.今後土地改良区において技術受容を促進するためには,職員との〈信頼関係〉を構築し,土地改良区の現状と課題を共有して協力関係を築くことが重要と考えられた.(著者抄録)

シソーラス用語： *労働者 ,  *受容 ,  *技術 ,  *過程 ,  *心理学 ,  地理情報システム ,  面接調査 ,  方法論 ,  保持 ,  問題 ,  情報技術 ,  通信技術
準シソーラス用語： GISソフトウェア ,  ICT ,  VIMS ,  グラウンデッド・セオリー・アプローチ ,  課題共有 ,  技術受容 ,  *職員 ,  信頼関係 ,  心理的プロセス ,  *土地改良区 ,  半構造化インタビュー

著者キーワード (10件)： 土地改良区 ,  VIMS ,  技術受容 ,  半構造化インタビュー ,  修正版グラウンデッド・セオリー・アプローチ ,  Land improvement district ,  VIMS ,  Technology acceptance ,  Semi-structured interview ,  Modified-grounded theory approach

分類 (1件)： 農業経済,農業経営  (FB01020L)

引用文献 (33件)：

• 包 薩日娜, 星野 敏, 橋本 禅, 清水夏樹(2014):中国湖北省農村地域におけるインターネット利用意思の規定要因-総合技術受容モデルによる分析から-, 農村計画学会誌, 33(1), 54-62.
• Davis, F.D., Bagozzi, R.P. and Warshaw, P.R. (1989) : User Acceptance of Computer Technology: A Comparison of Two Theoretical Models, Management Science, 35(8), 982-1003.
• 衛藤彬史, 星野 敏, 鬼塚健一郎, 橋本 禅(2014):農山村地域における地域活性化を目指した実名SNSの普及, 農村計画学会誌, 32(4), 499-506.
• Flick, U.(2003):質的研究入門—〈人間の科学〉のための方法論, 小田博志, 山本則子, 春日 常, 宮地尚子訳, 春秋社, 323-333.
• 畑山満則(2005):自治体における高度な情報処理システム導入プロセスに関する考察, 情報処理学会研究報告, 2005-IS-94(5), 27-34.

タイトルに関連する用語 (6件)： 土地改良区 ,  職員 ,  受容 ,  心理 ,  プロセス ,  質