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J-GLOBAL ID：201802284683507507   整理番号：18A0226174

セットバックした建物の風荷重

Design Wind Loads on Buildings with a Setback

著者 (3件)： 染川大輔 (大林組) ,  飯田有未 (大林組) ,  後藤暁 (大林組)
資料名： 大林組技術研究所報(CD-ROM)  (Report of Obayashi Corporation Technical Research Institute (CD-ROM))
号： 81  ページ： ROMBUNNO.SETTOBAKKUSHITA  発行年： 2017年12月 
JST資料番号： G0068C  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 低層部と高層部で平面形状の異なる,セットバック型の建物と矩形建物を対象とした風圧実験を実施し,セットバック建物の設計用風荷重について矩形建物との比較を行った。外装材設計用風荷重の算出に用いる瞬間風圧係数は,入隅部で強い負圧が生じており,今回のケースでは矩形建物の壁面隅角部の負圧より最大約1.75倍となった。構造骨組設計用風荷重の算出に用いる転倒モーメント係数は,単一の矩形建物から予測すると過小評価になることがある。しかし低層部,高層部それぞれの平面形状を仮定した2種類の矩形建物の転倒モーメント係数を低層部の高さに応じて組合せて用いれば適切に推定できる。居住性能評価においては,低層部の高さが建物高さの半分よりも高い場合には頂部の応答加速度が大きくなる場合があり,層風力についても,矩形建物の結果から推測すると過小評価となる可能性がある。これらをどう評価するかは今後の課題である。(著者抄録)

シソーラス用語： *建築規制 ,  *風荷重 ,  風圧 ,  長方形 ,  モーメント ,  転倒 ,  *風洞試験 ,  風圧係数 ,  モード解析 ,  パワースペクトル密度 ,  負圧
準シソーラス用語： *セットバック ,  転倒モーメント

分類 (1件)： 構造設計一般  (RA04010E)

引用文献 (3件)：

• 日本建築学会:建築物荷重指針・同解説(2015), pp. 12-73, 2015.2
• 菊池,他:セットバックした建築物の局部風圧, 第21回風工学シンポジウム,pp. 317-320, 2010
• 日本鋼構造協会:構造物の耐風工学, pp. 73, 1997.11

タイトルに関連する用語 (3件)： バック ,  建物 ,  風荷重