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J-GLOBAL ID：201802284697893083   整理番号：18A0403473

ヒト血清トランスフェリンとメシル酸イマチニブの相互作用:比較分光学的研究【Powered by NICT】

Interaction of imatinib mesylate with human serum transferrin: The comparative spectroscopic studies

著者 (1件)： Sliwinska-Hill Urszula (Department of Analytical Chemistry, Faculty of Pharmacy, Wroclaw Medical University, Borowska 211 A, 50-566 Wroclaw, Poland)
資料名： Spectrochimica Acta. Part A. Molecular and Biomolecular Spectroscopy  (Spectrochimica Acta. Part A. Molecular and Biomolecular Spectroscopy)
巻： 173  ページ： 468-475  発行年： 2017年 
JST資料番号： E0128B  ISSN： 1386-1425  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： メシル酸イマチニブ(Imt)はフィラデルフィア染色体陽性慢性骨髄性白血病(Ph+CML)の治療に主に使用されているチロシンキナーゼ阻害剤である。ヒト血清トランスフェリンは鉄イオンと多くの内因性及び外因性配位子の輸送に関与する最も豊富な血清蛋白質である。本研究ではメシル酸イマチニブとの間の相互作用トランスフェリン(アポTf,Htf及びホロTf)のすべての状態の機構を蛍光,紫外-可視(UV-vis),円偏光二色性(CD),およびζ電位分光法により調べた。実験結果に基づいて,生理的条件下でのメシル酸イマチニブはトランスフェリン結合定数約の各型に結合することを証明した。10~5M~ 1。熱力学パラメータは,水素結合とvan der Waalsは薬物によるアポTfの相互作用に関与し,疎水性およびイオン強度はHtf及びホロTfメシル酸イマチニブとの反応に関与することを示す。さらに,一般的な金属イオン,Zn~2+及びCa~2+はアポTf Imt結合定数に強く影響することを示した。CD研究は,蛋白質の二次構造の立体配座変化がないことを示した。アポTf Imtシステムの薬物と不安定性との結合による蛋白質の二次構造の有意な変化は薬理学的観点から望ましい効果である。Copyright 2018 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】

シソーラス用語： 蛍光 ,  結合定数 ,  金属イオン ,  *相互作用 ,  *トランスフェリン ,  円偏光二色性 ,  イオン強度 ,  二次構造 ,  ζ電位 ,  配座転移 ,  水素結合 ,  疎水性
準シソーラス用語： 熱力学パラメータ ,  鉄イオン ,  *ヒト血清 , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (6件)： ヒト血清トランスフェリン ,  チロシンキナーゼ阻害剤 ,  メシル酸イマチニブ ,  蛍光消光 ,  円偏光二色性 ,  ゼータ電位

分類 (4件)： 有機化合物の赤外スペクトル及びRaman散乱,Ramanスペクトル  (BM08064T) ,  分子構造  (EB03020Y) ,  蛋白質・ペプチド一般  (EB03010N) ,  ピランの縮合誘導体  (CF07093I)

タイトルに関連する用語 (5件)： ヒト血清 ,  トランスフェリン ,  メシル酸イマチニブ ,  相互作用 ,  分光学的研究