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J-GLOBAL ID：201802284723336339   整理番号：18A0811225

各帯電量測定装置の帯電量値の共通規格化

Normalization of Toner Electrification Quantity with Each Toner-charge Measurement

著者 (12件)： 多田達也 (国立大学法人 茨城大学工学部工学基礎領域) ,  上原利夫 (トレック・ジャパン株式会社) ,  栄田朗宏 (花王株式会社 テクノケミカル研究所 第3研究室) ,  久保貴史 (花王株式会社 テクノケミカル研究所 第3研究室) ,  太田英樹 (京セラドキュメントソリューションズ株式会社 化成品生産統括部 品質管理部 玉城品質管理課) ,  木村正利 (一般社団法人 日本画像学会) ,  鈴木千秋 (富士ゼロックス株式会社 画像形成材料事業部) ,  小林弘道 (パウダーテック株式会社 開発部) ,  沢山昇 ((株)リコーリコー未来技術研究所 先端技術研究センター) ,  星野勝義 (国立大学法人 千葉大学大学院工学研究院) ,  星野坦之 (東京電機大学 未来科学部) ,  原田大輔 (クラリアントケミカルズ株式会社 顔料ビジネスユニットNIP & CF チーム)
資料名： 日本画像学会誌  (Journal of Imaging Society of Japan)
巻： 57  号： 2  ページ： 160-175(J-STAGE)  発行年： 2018年 
JST資料番号： G0323A  ISSN： 1344-4425  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： トナーの摩擦帯電能を帯電量測定装置によらずに絶対値的に評価する方法として,共通の座標値で定義されたキャリア群の摩擦帯電列を定め,その摩擦帯電列上でトナーへの摩擦帯電量がゼロとなるキャリアの位置を求め,その座標値(ゼロ・ポイント・チャージ)をトナーの摩擦帯電能値として定める方法がある。今回,日本画像学会の標準キャリアを用い,全ての測定装置で摩擦帯電列の原点となる基準トナーを設定し,標準キャリアの基準座標値と基準座標系,及び基準トナーの基準帯電特性直線を定めて,ゼロ・ポイント・チャージ法を適用するための条件について検討を行った。その結果,各測定装置において測定された基準トナーの摩擦帯電特性を線形近似直線で表し,その近似直線を基準帯電特性直線と一致させるように各測定装置の値を線形変換すると,どの測定装置においても基準トナーのゼロ・ポイント・チャージ位置が原点となり,また,ほぼ全ての測定装置において各トナーのゼロ・ポイント・チャージ位置も共通値に近づくことが確認できた。したがって,各測定装置に共通に定められた標準キャリア群の共通座標系が定められ,その座標系でトナーの摩擦帯電特性が線形もしくは線形近似で表せる場合には,線形変換で各帯電量測定装置の値を規格化することで,種々のトナーの摩擦帯電能をゼロ・ポイント・チャージ法により絶対値的に定められることがわかった。(著者抄録)

シソーラス用語： *標準化 ,  *トナー ,  *帯電 ,  一次変換 ,  粉体 ,  座標 ,  計測器
準シソーラス用語： *摩擦帯電

著者キーワード (10件)： 摩擦帯電列 ,  標準キャリア ,  トナー ,  ゼロ・ポイント・チャージ ,  帯電量測定 ,  Triboelectric series ,  Standardized carrier ,  Toner ,  Zero-point-charge ,  Toner charge measurement

分類 (2件)： 印刷技術一般  (ZA05010T) ,  電気分析一般  (CC05010C)

引用文献 (8件)：

• 1) T. Oguchi, O. Ando, T. Kitamura, M. Kimura, N. Sawayama, K. Takashima, Y. Takahashi, M. Takeuchi, and T. Tada, “Standard of The Imaging Society of Japan, Toner electrification quantity measuring method (blow off method),” Journal of the Imaging Society of Japan, 37, suppl., pp. 461-470 (1998) [in Japanese].
• 2) T. Oguchi, “Standardization of Toner Charge Measurement and Preparation of Standard Toner,” Proceedings of Japan Hardcopy 2000 : The Annual Conference of the Imaging Society of Japan (2000), pp. 29-32 [in Japanese].
• 3) T. Oguchi, M. Kimura, N. Sawayama, C. Suzuki, Y. Takahashi, M. Takeuchi, T. Tada, and K. Hoshino, “Standard Developer for Blow-off Toner-Charge Measurement,” Proceedings of Japan Hardcopy 2001 : The Annual Conference of the Imaging Society of Japan (2001), pp. 43-46 [in Japanese].
• 4) T. Oguchi, M. Kimura, N. Sawayama, C. Suzuki, Y. Takahashi, M. Takeuchi, T. Tada, and K. Hoshino, “Standardization of The Blow-off Charge Measurement Procedure and Standard Developer,” Proceedings of IS & T's NIP 17 (2001), pp. 369-373.
• 5) T. Oguchi, N. Ito, M. Kimura, N. Sawayama, Y. Sato, C. Suzuki, Y. Takahashi, M. Takeuchi, T. Tada, and K. Hoshino, “Standard Carrier for Toner Charge Measurement-Its Concept and Application-,” Proceedings of Japan Hardcopy 2004 : The Annual Conference of the Imaging Society of Japan (2004), pp. 259-262 [in Japanese].

タイトルに関連する用語 (3件)： 帯電量 ,  測定装置 ,  規格化