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J-GLOBAL ID:201802284789327207   整理番号:18A0019757

一過性受容器電位M8発現の神経成長因子が誘導するアップレギュレーションに関連したシグナル伝達経路【Powered by NICT】

Signaling Pathways Relevant to Nerve Growth Factor-induced Upregulation of Transient Receptor Potential M8 Expression
著者 (9件):
資料名:
巻: 367  ページ: 178-188  発行年: 2017年 
JST資料番号: T0919A  ISSN: 0306-4522  CODEN: NRSCDN  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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一過性受容体電位メラスタチン8(TRPM8)は主に非侵害性冷を検出する非選択的カチオンチャンネルである。病理学的条件において,TRPM8は寒冷痛覚過敏/異痛症の発症において役割を果たしている。神経成長因子(NGF)は種々のとう痛疾患に関与する重要なメディエーターである。本研究では,NGF-TrkA経路はホスファチジルイノシトール3-キナーゼとp38M APキナーゼの作用を介してTRPM8mRNAを安定化することによりTRPM8発現を増加させた。さらに,c-JunN末端キナーゼおよびSrcチロシンキナーゼはTRPM8発現の正および負の調節因子として同定され,それぞれ,mRNA安定化には依存しない転写後機構を介してした。PTEN活性は蛋白質TRPM8発現を増加させることが分かった。カルシウムイメージングは,NGFがTRPM8機能的アップレギュレーションを誘導することを確認した。微速度蛍光顕微鏡分析と細胞分画分析は,NGFが細胞膜へのTRPM8の輸送を促進することを明らかにした。NGFの存在下では,リソソーム関連膜蛋白質-2(LAMP 2)はTRPM8陽性ドット状および線形構造,後者は細胞質の周辺で検出されたに局在していた。LAMP-2はTRPM8の小胞輸送に関与していることが推測された。MG132によるプロテアソームの薬理学的遮断は,NGF誘導TRPM8発現のさらなる増加をもたらし,プロテアソーム系はTRPM8の分解に重要な役割を演ずることを示した。著者らの知見は,NGF TRPM8アップレギュレーションに関与するシグナル伝達経路と正常状態への復帰に新しい洞察を提供する。Copyright 2018 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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, 【Automatic Indexing@JST】
分類 (2件):
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細胞生理一般  ,  酵素一般 
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