文献
J-GLOBAL ID:201802285002364136   整理番号:18A0360442

電気化学インピーダンズ法を用いた供用中コンクリート構造物の鉄筋腐食の研究

Study on Corrosion Monitoring of Rebar in Concrete Structure under Service with Electrochemical Impedance Spectroscopy
著者 (10件):
資料名:
巻: 67  号:ページ: 83-87  発行年: 2018年02月15日 
JST資料番号: F0006A  ISSN: 0917-0480  CODEN: ZAKAEP  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
本研究の目的は,コンクリート内の鉄筋腐食をモニタリングする電気化学的技術を確立することである。中性化させたコンクリート供試体と中性化させていないコンクリート供試体に一対のプローブ電極を設置して,インピーダンススペクトルの測定を行った。中性化させていないコンクリート内の電極のRct(電極/コンクリート界面の電荷移動抵抗)は1400kΩ程度と大きく,不働態皮膜の形成が示唆された。一方,中性化させたコンクリート内の電極のRctは80kΩ程度と小さく,中性化させていないコンクリート内の電極のRctに比べて約1/20程度であった。電気化学試験後の電極表面において腐食箇所が観察され,インピーダンス測定結果と一致した。これらの結果から本プローブ電極によって,中性化の判定ができることがわかった。また,建設から35年経過した高速道路の鉄筋コンクリート構造物に一対のプローブ電極を設置し,インピーダンススペクトルの測定を行った。プローブ電極のRctのオーダーは,中性化させていないコンクリート供試体に設置した電極のRctと一致した。電極近くのコンクリートからコアを採取し,フェノールフタレイン溶液による中性化試験を行った結果,鉄筋と同じ深さのコンクリートは中性化していないことがわかった。インピーダンススペクトルの測定結果とフェノールフタレインの試験結果は一致しており,本プローブ電極によって,コンクリート内鉄筋の腐食環境を評価できることがわかった。(著者抄録)
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (1件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
腐食 
引用文献 (10件):
もっと見る
タイトルに関連する用語 (5件):
タイトルに関連する用語
J-GLOBALで独自に切り出した文献タイトルの用語をもとにしたキーワードです

前のページに戻る