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J-GLOBAL ID:201802285053484241   整理番号:18A0508350

ネッタイシマカ(Aedes aegypti)幼虫に対するアルカロイド様α-アミノニトリルにより誘発されるミトコンドリア電子伝達系および酸化ストレスの変化【Powered by NICT】

Alterations of mitochondrial electron transport chain and oxidative stress induced by alkaloid-like α-aminonitriles on Aedes aegypti larvae
著者 (6件):
資料名:
巻: 144  ページ: 64-70  発行年: 2018年 
JST資料番号: C0793A  ISSN: 0048-3575  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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ネッタイシマカ(Aedes aegypti)は世界の熱帯及び亜熱帯地域であるデング熱,チクングンヤ,ジカウイルス感染の原因である。ヒト治療のためのワクチンや抗ウイルス薬が存在しないことから,制御戦略の大部分はAe.aegypti駆除を目標とした。蚊駆除殺虫剤に関する我々の研究は以前にアルカロイドgirgensohnine及びその類似体(α-アミノニトリル)は,Ae.aegyptiに対するin vitroでのアセチルコリンエステラーゼ阻害とin vivoでの殺虫活性を示すことを示した。しかし,アセチルコリンエステラーゼ阻害はこれらの影響の背後にある作用の唯一の機構ではないかもしれない。これに基づいて,本研究の主要な目的は,他の重要な酵素標的,ミトコンドリア電子伝達鎖複合体,カタラーゼおよびスーパーオキシドジスムターゼなどを研究する,鍵酸化ストレス酵素によるAe.aegypti(ネッタイシマカ)に及ぼす四α-アミノニトリルの可能な作用モードを解明することであった。ミトコンドリアは分別遠心分離でAe.aegypti幼虫から分離した, 70°Cで貯蔵し,10分間の超音波を用いた断片化された。酵素活性上のα-アミノニトリル類(1~4)の影響を8nm,2μM,8μMおよび40μMの濃度を用いて評価した。結果は,α-アミノニトリルは顕著なNADHデヒドロゲナーゼとコハク酸オキシダーゼ阻害(~試験した最高濃度で44%)を引き起こすことを示した。こはく酸デヒドロゲナーゼとチトクロームcオキシダーゼ活性は増加することが分かった(40μMでそれぞれ162%と106%)。もこれらの化合物はカタラーゼ阻害を生じ,従ってH_2O_2還元,反応性酸素種(ROS)の形成を誘導することを抑制することを観察した。さらに,NBTアッセイは,化合物3および4(置換基として2-(ピロリジン-1-イル)アセトニトリル)はミトコンドリア呼吸鎖におけるO_2~ 濃度を約50%増加したことを示した。は試験した化合物は電子輸送を阻害し,電子漏れを引き起こし,恐らく複合体IとIIIの間のによる複合体I阻害剤として作用すると結論した。さらに,α-アミノニトリルはカタラーゼ活性を阻害した;化合物1および2(ピペリジン断片)はグルタチオンレダクターゼ活性を阻害し,さらにROSの蓄積,これは酸化ストレスを誘導しを促進した。Copyright 2018 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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分類 (1件):
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害虫に対する農薬 

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