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J-GLOBAL ID：201802285462449194   整理番号：18A0664454

高隈山地で再発見された絶滅危惧IA類タカクマムラサキの生息域外保全

Ex situ conservation of Callicarpa longissima, a critically endangered species (CR) of Japan, recently rediscovered in the Takakuma Mountains, Kagoshima Prefecture

著者 (2件)： 志内利明 (富山県中央植物園) ,  丸野勝敏
資料名： 富山県中央植物園研究報告  (Bulletin of the Botanic Gardens of Toyama)
号： 23  ページ： 39-43  発行年： 2017年12月28日 
JST資料番号： L2961A  ISSN： 1342-4297  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 70年間前に発見された日本における絶滅危惧植物,クマツヅラ科Calliarpa longissima(Hemsl.)Merrを鹿児島県の高隈山脈において再発見した。高隈山脈の岩石連と路側斜面に沿って5植物を確認した。再発見されたC.longissimaの成長条件に基づいて,この種が先駆植物であと推定した。この植物は種子のみを結実させることにより自家生殖が可能であると考えられる。栽培状態の植物は冬に非同期的成熟により春に多数の結実を示したが,あまりにも多くの結実は植物を弱め,枯死をもたらす傾向があった。高隈山脈の2植物と種子島から2の植物の染色体数は2N=34であり,既知報告を確認した。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *クマツヅラ科 ,  *絶滅危惧種 ,  *生息場所 ,  *自然保護 ,  発見 ,  岩石 ,  路側 ,  斜面 ,  *種子 ,  結実 ,  生殖 ,  栽培 ,  枯死 ,  鹿児島県
準シソーラス用語： *Calliarpa longissima ,  *タカクマムラサキ ,  生息域外保全 ,  *絶滅危惧植物 ,  染色体数

分類 (3件)： 植物生態学  (EE02000E) ,  自然保護  (SB06000L) ,  植物生理学一般  (EH02010Y)

引用文献 (11件)：

• Chen, T.T., Chaw, S.M. & Yang, Y.P. 1998. A revision on Callicarpa (Verbenaceae) of Taiwan. Taiwania 43: 316-332.
• Contreras, R. N. & Ruter, J. M. 2011. Genome size estimate and chromosome numbers of Callicarpa L. (Lamiaceae). HortScience 46: 567-570.
• Hatusima, S. 1949. New and noteworthy plants from southern Japan and adjacent districts. J. Jpn. Bot. 24: 81-87.
• 初島住彦(編).1986.改訂鹿児島県植物目録.290pp.鹿児島植物同好会,鹿児島.
• 初島住彦.1989.日本列島における暖地植物の分布.4.中国から琉球列島を経由せずに日本に分布する暖地植物.鹿児島植物同好会会誌 10:1-23.

タイトルに関連する用語 (4件)： 発見 ,  絶滅 ,  IA ,  生息域外保全