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J-GLOBAL ID:201802285711235620   整理番号:18A1198288

単層カーボンナノチューブはマウスにおける肺免疫応答を調節し,流行性インフルエンザAウイルス力価を増加させる【JST・京大機械翻訳】

Single-walled carbon nanotubes modulate pulmonary immune responses and increase pandemic influenza a virus titers in mice
著者 (12件):
資料名:
巻: 14  号:ページ: 242  発行年: 2017年 
JST資料番号: U7347A  ISSN: 1743-422X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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多数の毒物学的研究は,単一型のナノ粒子への曝露により引き起こされる損傷に焦点を当ててきたが,そのような曝露が病原体の挑戦に対する宿主の免疫応答にどのように影響するかはほとんど研究されていない。ナノ粒子は病原体(主に細菌)に対する宿主の応答を変えることができるが,ウイルス感染に対するそのような粒子の影響に関する知識は少ない。本研究では,マウスの単層カーボンナノチューブ(SWCNT)への曝露が,その後のインフルエンザAウイルス(IAV)感染後の免疫機構とウイルス力価を変化させるかどうかを調べるために実験を行った。雄性C57BL/6マウスを20μgのSWCNTまたは対照媒体に気管内注入により曝露し,続いて3.2×104TCID50IAVまたはPBSに3日後に鼻腔内曝露した。7日目にマウスを安楽死させ,近赤外蛍光(NIRF)イメージングを用いて肺組織中のSWCNTを追跡した。ウイルス力価,組織病理学,および抗ウイルスおよび炎症性遺伝子のmRNA発現を肺組織で測定した。気管支肺胞洗浄液(BALF)中の異なる細胞数とサイトカイン濃度を定量した。ウイルス力価は,IAVのみの曝露と比較して,SWCNT+IAV曝露肺におけるIAVの63倍の増加を示した。BALFにおける免疫細胞の定量は,IAV群における好中球の増加とSWCNT+IAV処理マウスにおけるリンパ球と好中球の混合プロファイルを示した。NIRFは,SWCNTが実験を通して肺に残存し,末端細気管支,肺胞管および周囲肺胞の接合部に局在していることを示した。二重曝露は,SWCNTまたはIAV単独曝露と比較して,肺炎症および組織病変を悪化させた。IAV曝露はBALFにおけるいくつかのサイトカインとケモカインレベルを増加させたが,IL-4,IL-12(P70),IP-10,MIP-1α,MIP-1β,およびRANTESのより高いレベルは,SWCNT+IAV群において明白であった。TLR3,ifnβ1,RANTES,IFIT2,IFIT3,およびil8の発現はIAV単独によって誘導されたが,いくつかの抗ウイルス標的はSWCNTへの前曝露による抑制傾向(発作)を示した。これらの知見は,in vivoでのIAV感染に及ぼすSWCNTの顕著な効果を明らかにし,肺損傷の悪化,ウイルス力価の増加,およびいくつかのサイトカイン/ケモカインレベルの増加,および抗ウイルス遺伝子発現の減少によって証明された。これらの結果は,SWCNTが毒性の新しい機構として呼吸器ウイルス感染に対する感受性を増加させることができることを意味する。Copyright 2018 The Author(s) All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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ウイルス感染の生理と病原性 
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