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J-GLOBAL ID:201802285853644849   整理番号:18A0121940

無線マルチホップネットワークにおける盗聴データ転送妨害手法

Interference Method for Eavesdropped Data Transmission in Wireless Multihop Networks
著者 (2件):
資料名:
巻: 117  号: 353(IN2017 46-69)  ページ: 133-138  発行年: 2017年12月07日 
JST資料番号: S0532B  ISSN: 0913-5685  資料種別: 会議録 (C)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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無線マルチホップネットワークでは,データメッセージが中継無線ノードの列である無線マルチホップ配送経路に沿って各中継無線ノードが順次転送することによって配送される。安全な無線マルチホップ配送を実現するために暗号通信の適用は必須であるが,小型軽量で省電力の無線ノードからなる無線マルチホップネットワークでは,計算性能を要する高度な暗号手法を必ずしも適用できるとは限らない。そこで,データメッセージの盗聴を困難にする手法,盗聴したデータメッセージの暗号解読用サーバコンピュータへの配送を困難にする手法とを組み合わせることによる総合的な安全性の実現が求められる。本論文では,中継無線ノードの1ホップおよび2ホップ隣接無線ノードによるデータメッセージ送信を一定時間禁止することによって,盗聴無線ノードが傍受したデータメッセージを配送することを困難にする手法を提案する。また,AODVを拡張することにより,データメッセージ送信禁止を通知するプロトコルを構成する。シミュレーション実験により盗聴ノードが送信電力を調整して盗聴データを転送することを考慮しても多くの場合にこれを妨げることができることを示す。(著者抄録)
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