文献

J-GLOBAL ID：201802285906383324   整理番号：18A0784353

慢性閉塞性肺疾患におけるプロテアーゼの役割【JST・京大機械翻訳】

Role of Proteases in Chronic Obstructive Pulmonary Disease

著者 (3件)： Pandey Kailash C. (Department of Biochemistry, National Institute for Research in Environmental Health (ICMR)) ,  De Sajal (Department of Pulmonary Medicine, National Institute for Research in Environmental Health (ICMR)) ,  Mishra Pradyumna K. (Department of Molecular Biology, National Institute for Research in Environmental Health (ICMR))
資料名： Frontiers in Pharmacology (Web)  (Frontiers in Pharmacology (Web))
巻： 8  ページ： 512  発行年： 2017年 
JST資料番号： U7091A  ISSN： 1663-9812  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： スイス (CHE)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 慢性閉塞性肺疾患(COPD)は,気道および肺実質の進行性破壊と一般的に関連している。種々の因子は,プロテアーゼの不均衡,環境および遺伝因子および酸化ストレスのようなCOPDの発生および進行において重要な役割を果たしている。本レビューは,特に,COPDにおけるプロテアーゼとそれらの不均衡の役割に焦点を合わせた。COPDに関与するプロテアーゼの3つのクラス(セリン,メタタロ,およびシステイン)がある。セリンプロテアーゼでは,好中球エラスターゼ,カテプシンG,およびプロテイナーゼ3が肺胞組織の破壊に関与している。Matrix-metaloプロテイナーゼ-9,12,13はCOPDの重症度において影響を及ぼす役割を果たしている。システインプロテアーゼの中で,カスパーゼ-3,カスパーゼ-8およびカスパーゼ-9はアポトーシスの制御において重要な役割を果たしている。これらプロテアーゼ活性は,α-1-アンチトリプシン,好中球エラスターゼ阻害剤および白血球プロテアーゼ阻害剤のような阻害剤により調節される。研究は,好中球エラスターゼがCOPDの治療標的であり,この酵素に対する特異的阻害剤が疾患を制御するための潜在的役割を有することを示唆する。本研究はジペプチジルペプチダーゼIVがCOPDの潜在的マーカーであることを示唆する。プロテアーゼとその阻害剤の発現はCOPDの病因において重要な役割を果たしているので,プロテアーゼの役割とそれらの調節を研究する価値がある。プロテアーゼ生化学における進歩したツールを用いたCOPD病因の生化学的基礎を理解し,ベンチからベッドサイドへのトランスレーショナル研究を目指すことは,この健康問題を扱うために大きな影響を持つであろう。Copyright 2018 The Author(s). All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： アポトーシス ,  カスパーゼ ,  酸化ストレス ,  気道 ,  *慢性閉塞性肺疾患 ,  病因 ,  セリンプロテイナーゼ ,  プロテイナーゼ阻害剤 ,  生化学 ,  肺胞 ,  メタロプロテイナーゼ ,  *ペプチド結合ヒドロラーゼ ,  白血球
準シソーラス用語： 阻害剤 ,  カスパーゼ3 , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (8件)： COPD ,  システインプロテアーゼ ,  メタロプロテイナーゼ ,  劣化 ,  酸化ストレス ,  アポトーシス ,  カスパーゼ ,  プロテアーゼ-アンチプロテアーゼ不均衡

分類 (2件)： 呼吸器の基礎医学  (GI01020H) ,  呼吸器疾患の薬物療法  (GI05020J)

タイトルに関連する用語 (3件)： 慢性閉塞性肺疾患 ,  プロテアーゼ ,  役割