文献
J-GLOBAL ID:201802286153618522   整理番号:18A0263424

DDX17核細胞質シャトリングはβ-カテニンの活性化を介して肺非小細胞癌細胞における後天性ゲフィチニブ耐性を促進する【Powered by NICT】

DDX17 nucleocytoplasmic shuttling promotes acquired gefitinib resistance in non-small cell lung cancer cells via activation of β-catenin
著者 (12件):
資料名:
巻: 400  ページ: 194-202  発行年: 2017年 
JST資料番号: E0606B  ISSN: 0304-3835  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
表皮成長因子受容体チロシンキナーゼ阻害剤(EGFR TKIs)はEGFR変異を有する非小細胞肺癌(NSCLC)患者のための効果的であるが,ほとんどすべてのこれらの患者は最終的にEGFR-TKIに対する耐性獲得を開発した。しかし,ゲフィチニブ抵抗性の原因となる分子機構は未だ十分解明されていない。ここでは,著者らは,DDX17レベルはゲフィチニブ感受性細胞よりもゲフィチニブ耐性非小細胞肺癌細胞で観察されることを報告する。DDX17のアップレギュレーションは,ゲフィチニブ抵抗性を高めるが,DDX17をサイレンスした細胞は部分的にゲフィチニブ感受性を回復させる。機構的に,著者らは,DDX17がE-カドヘリン/β-カテニン複合体を分離する,β-カテニン核転座をもたらし,続いてβ-カテニン標的遺伝子の転写を増大させることを示した。exportin/importin依存経路を介して二つの核局在化シグナル(NLS)及び四核輸出シグナル(NES)配列仲介DDX17核細胞質シャトリングを同定した。DDX17の動的核-細胞質間輸送の中断がNSCLC細胞においてβ-カテニンと獲得抵抗性の活性化をDDX17媒介を損なう。結論として,著者らの知見は,DDX17はexportin/importin依存細胞質シャトリングを通して取得したゲフィチニブ抵抗性に寄与し,これに続いてβ-カテニンの活性化による新規で重要な機構を明らかにし,DDX17阻害はNSCLC患者におけるゲフィチニブの獲得抵抗性を克服するための有望な戦略であるかもしれない。Copyright 2018 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
, 【Automatic Indexing@JST】
分類 (4件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
抗腫よう薬の基礎研究  ,  酵素一般  ,  呼吸器の腫よう  ,  細胞生理一般 

前のページに戻る