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J-GLOBAL ID:201802286187504331   整理番号:18A1010505

beclin1-BCL2オートファジー調節複合体の破壊はマウスで長命を促す

Disruption of the beclin 1-BCL2 autophagy regulatory complex promotes longevity in mice
著者 (16件):
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巻: 558  号: 7708  ページ: 136-140  発行年: 2018年06月07日 
JST資料番号: D0193B  ISSN: 0028-0836  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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オートファジーはモデル生物の寿命を延長するが,哺乳類の長命にそれが果たす役割については,まだよく分かっていない。今回我々は,オートファジーのベースレベルでの発生数が増加しているマウスモデルで見られる寿命と健康寿命の延長について報告する。オートファジーの構成的増加が哺乳類の健康に及ぼす影響を明らかにするために,我々はbeclin1にPhe121Ala変異を持つ(Becn1F121A/F121A)標的遺伝子変異導入マウスを作製した。このマウスでは,変異によってbeclin1と負の調節因子BCL2との間の相互作用が減弱している。Becn1F121A/F121Aノックインマウスでは,複数の組織でbeclin1とBCL2間の相互作用が破壊され,それに関連してオートファジーフラックスのベースレベルが上昇していることが分かった。野生型の同腹個体と比べると,ノックインマウスは雌雄共に寿命が大幅に長くなっていた。ノックインマウスでは,老化に関連した腎臓や心臓の病的変化や自発的な腫瘍発生のような表現型が減少していることから分かるように,健康寿命も改善されていた。さらに,抗老化タンパク質klothoを欠失したマウスではbeclin1とBCL2の間の相互作用が高まり,オートファジーが減少した。このような老化関連表現型は,時期尚早な致死や不妊とともに,beclin1(F121A)変異により救済された。以上の結果は,beclin1-BCL2複合体の破壊は哺乳類でオートファジーを増加させ,時期尚早な老化を防ぎ,健康寿命を改善して長命を促すのに有効な機構であることを明らかにしている。Copyright Nature Japan KK 2018
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分類 (1件):
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老化と死 

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