抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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背景:以前の研究は,クロピドグレル治療と組み合わせたプロトンポンプ阻害剤(PPIs)を用いた患者における有害心血管イベントのリスクに関する議論のある結論を報告し,臨床診療において多くの不確実性を引き起こしている。長期経過観察研究において経皮的冠動脈インターベンション(PCI)を受けた高リスク心血管患者の間でPPIs使用の安全性を評価することを試みた。【方法】2013年1月から2013年12月まで,PCIを受けて,単一センターで二重抗血小板療法(DAPT)を受けた合計7868人の連続した患者を登録した。アデノシン二リン酸(ADP)誘導血小板凝集阻害を,5042人の患者において,修飾トロンボエラストグラフィ(MTEG)により測定した。傾向スコアマッチング(PSM)を,異なるベースライン因子を制御するために適用した。Cox比例ハザード回帰を用いて,全死因死亡,心筋梗塞,非計画標的血管血行再建,ステント血栓症,および脳卒中を含む,2年間の主要有害心血管および脳血管イベント(MACCE)ならびに個々のイベントを評価した。結果:全コホートの間で,27.2%はPPIsを処方された。MTEGによるADP誘発血小板凝集阻害は,PPI利用者において,非PPI使用者におけるそれより有意に低かった(42.0±30.9%vs46.4±31.4%,t=4.435,P<0.001)。併用PPI使用は,2年の追跡調査を通してMACCEの増加と関連しなかった(12.7%vs12.5%,x2=0.086,P=0.769)。他のエンドポイントは,PSMにかかわらず,多変量調整後に有意差を示さなかった。結論:実際の患者のこの大規模コホートにおいて,DAPTとPPIsの組み合わせは,追跡調査の2年までPCIを受けた患者におけるMACCEのリスク増加とは関連しなかった。Data from Wanfang. Translated by JST【JST・京大機械翻訳】