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J-GLOBAL ID：201802286448437259   整理番号：18A0529478

西スピッツベルゲン・フィヨルドにおける堆積有機物質源,底生消費と埋没-北極フィヨルド系の成熟の徴候【Powered by NICT】

Sedimentary organic matter sources, benthic consumption and burial in west Spitsbergen fjords - Signs of maturing of Arctic fjordic systems?

著者 (6件)： Zaborska Agata (Institute of Oceanology, Polish Academy of Sciences, Powstancow Warszawy 55, 81-712 Sopot, Poland) ,  Wlodarska-Kowalczuk Maria (Institute of Oceanology, Polish Academy of Sciences, Powstancow Warszawy 55, 81-712 Sopot, Poland) ,  Legezynska Joanna (Institute of Oceanology, Polish Academy of Sciences, Powstancow Warszawy 55, 81-712 Sopot, Poland) ,  Jankowska Emilia (Institute of Oceanology, Polish Academy of Sciences, Powstancow Warszawy 55, 81-712 Sopot, Poland) ,  Winogradow Aleksandra (Institute of Oceanology, Polish Academy of Sciences, Powstancow Warszawy 55, 81-712 Sopot, Poland) ,  Deja Kajetan (Institute of Oceanology, Polish Academy of Sciences, Powstancow Warszawy 55, 81-712 Sopot, Poland)
資料名： Journal of Marine Systems  (Journal of Marine Systems)
巻： 180  ページ： 112-123  発行年： 2018年 
JST資料番号： W0295A  ISSN： 0924-7963  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 成熟した生態系は,堆積物中の少量の有機炭素(C_org)を隔離し,複体で有効な食物網は水カラムと堆積物の中で最も利用可能な有機物を消費し,若いシステムとは対照的に,C_orgの大部分は,より深い堆積物層に埋込まれた。本論文では,「冷却」北極水影響フィヨルドと比較して,「温暖」大西洋水影響フィヨルドは「成熟」システムを示す特徴と仮定した。C_org濃度,発生源と埋没速度,大型底生生物群集現存量,分類学的および機能的組成と炭素需要と同様に,大西洋水に依存して異なる程度にし,低温(Hornsund)および温暖(Kongsfjorden)を代表するとして扱うことができる二西スピッツベルゲン・フィヨルドで比較した。水,堆積物とマクロファウナは各フィヨルドの中央海盆の三地点で採取した。C_org,N_tot,δ~13C_orgとδ~15nは懸濁物質,堆積物コアと可能な有機物質源で測定した。堆積有機物の発生源の組成は混合SIAR Bayes安定同位体混合モデルによりモデル化した。~210Pb法は堆積物蓄積速度,C_org蓄積と埋没速度を計算した。堆積C_org濃度と蓄積率は,KongsfjordenよりHornsundの方が大きかった。堆積物におけるC_orgに対する遠洋源の寄与は両フィヨルドで類似しており,大型藻類デトリタスによると,コングスフィヨルドの高い重要性を持っていたが,陸上源はHornsundでより重要であった。同様の密度と種の豊かさは両フィヨルドで認められたが,高いバイオマス,個々のバイオマス,生産および炭素需要底生群集は堆積物中のC_orgの低い量にもかかわらずKongsfjordenで認められ,大型底生生物品質よりも食物利用性の定量性に応答することを示した。地下管形成コンベヤベルトデトリタス食(maldanidsとoweniids)であったKongsfjordenにおける高い現存量と炭素消費に関与している。C_orgプールと高い底生無機化の結果として,Kongsfjordenにおける埋没速度はHornsundよりも非常に低かった(15g C_org m~ 2年~ 1)(38g C_org m~ 2年~ 1)であった。著者らの研究は,高緯度フィヨルド環境の温暖化は有機炭素源の相対的な割合を変えると海底システムの成熟を誘導し,有機物を無機化より効率的に安定な,生物学的適応底生コミュニティの開発とその結果より深い堆積物中の有機物のより低い隔離の可能性があることを示した。Copyright 2018 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】

シソーラス用語： 有機炭素 ,  底生生物 ,  炭素 ,  バイオマス ,  地球温暖化 ,  モデリング ,  コミュニティ ,  *有機物 ,  生態系 ,  堆積物 ,  *フィヨルド ,  無機化 ,  懸濁物質
準シソーラス用語： 発生源 ,  食物網 , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (7件)： 堆積有機炭素 ,  有機炭素源 ,  有機炭素埋積速度 ,  大型底生生物 ,  底生炭素需要 ,  北極フィヨルド ,  地球温暖化

分類 (2件)： 有機地球化学  (DD01043K) ,  湖沼汚濁  (SB02030Q)

タイトルに関連する用語 (7件)： フィヨルド ,  堆積 ,  有機物質 ,  消費 ,  北極 ,  成熟 ,  徴候