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J-GLOBAL ID:201802286476177031   整理番号:18A1759923

エピジェネティクス:植物においてBAH-EMF1複合体よりなるポリコームを介した遺伝子抑制

Polycomb-mediated gene silencing by the BAH-EMF1 complex in plants
著者 (7件):
資料名:
巻: 50  号:ページ: 1254-1261  発行年: 2018年09月 
JST資料番号: W0430A  ISSN: 1061-4036  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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ポリコームタンパク質は,多細胞生物においてゲノムワイドな転写抑制を行う。動物では進化的に保存されたポリコーム抑制複合体2(PRC2)がヒストンH3のリシン27のトリメチル化(H3K27me3)を触媒し,そのH3K27me3をポリコーム抑制複合体1(PRC1)が読み取って効果を表すが,植物ではこのヒストンマークH3K27me3の役割は明らかにされていない。本論文で我々は,真正双子葉類であるシロイヌナズナ(Arabidopsis thaliana)において,BAH(Bromo adjacent homology)ドメインを含む2つの相同タンパク質が,EMBRYONIC FLOWER1(EMF1)と共に植物特異的な複合体を形成し,そのBAH-EMF1複合体(BAH-EMF1c)がヒストンマークH3K27me3を読み取って,ゲノムワイドな転写抑制を仲介する機構を報告する。さらに,単子葉類であるイネにおいて,シロイヌナズナのBAHドメインを含むタンパク質と相同なタンパク質が,やはりメチル化されたH3K27に結合してイネにおけるEMF1の相同タンパク質と複合体を形成することから,BAH-EMF1cは顕花植物に保存された複合体であることが示唆される。従って,本論文の結果より,植物特異的なBAH-EMF1cは高等植物においてPRC1様の機能を果たしていることが示され,植物と動物でPRC1活性は収斂進化を果たしたことが示唆される。Copyright Nature Japan KK 2018
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分類 (2件):
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遺伝子発現  ,  生物学的機能 
タイトルに関連する用語 (4件):
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