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J-GLOBAL ID：201802286580416521   整理番号：18A2171873

流水中の人体が受ける流体力に関する実験的研究

Experimental Study on a Hydrodynamic Force on a Human Body in Flowing Water

著者 (3件)： 戸田圭一 (京大 大学院工学研究科) ,  岡本隆明 (京大 大学院工学研究科) ,  當麻泰史 (京大 大学院工学研究科)
資料名： 京都大学防災研究所年報(CD-ROM)  (Abstracts for Annuals. Disaster Prevention Research Institute, Kyoto University (CD-ROM))
号： 61  ページ： 668-674  発行年： 2018年09月 
JST資料番号： S0431B  ISSN： 0386-412X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 気候変動は豪雨の頻度を増加させ,溺死事故が頻繁に発生する。したがって流水中の人体に及ぼす流体力を研究することは非常に重要である。本研究では人体の小縮尺モデル(縮尺1/10)を用いて2種類の水路実験を行った。最初に流水中における人体に及ぼす抗力を測定した。実験データから座位における人体に及ぼす抗力は立位におけるそれより2~3倍大きいことが分かった。次に電磁流速計を用いて人体周りの流速を測定した。この結果,人体に及ぼす抗力は衣服により増加することが明らかになった。この結果は,豪雨後の河川または水路における溺死リスクを定義するための一次評価として用いることができる。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： 抗力 ,  抗力係数 ,  *流体力 ,  洪水 ,  座位 ,  立位 ,  衣服 ,  事故 ,  流速計 ,  河川 ,  水路
準シソーラス用語： *人体 ,  水難事故 ,  *水路実験 ,  着衣 ,  溺死 ,  *流水

分類 (1件)： 流体動力学一般  (BC02010G)

引用文献 (7件)：

• 石垣泰輔・戸田圭一・馬場康之・井上和也・中川一 (2006):実物大模型を用いた地下空間からの避難に関する実験的検討, 水工学論文集, 第60巻, pp.583-588.
• 小川芳也・瀬良昌憲・澤井健二・足立考之・小笠原裕介・正岡聡(2014):氾濫解析とリンクした洪水時の避難判断支援情報の提供に関する研究,自然災害科学,Vol.33, No.1, pp.43-52.
• 北村光司・西田佳史(2017):河川の流水による子どもの流され状況の再現実験とライフジャケット着用の必要性に関する研究,日本子ども安全学会第四回大会資料
• 須賀堯三・上坂恒雄・吉田高樹・浜口憲一郎・陳志軒(1994):水害時の安全避難行動(水中歩行)に関する検討,水工学論文集,第39巻,pp.879-882.
• 高橋重雄・遠藤仁彦・室善一朗(1992):越波時における防波提上の人の転倒に関する研究(第2報) -親水性港湾構造物に関する水工的研究-,港湾技術研究所報告,第31巻,pp.3-32.

タイトルに関連する用語 (4件)： 流水 ,  人体 ,  流体力 ,  実験的研究