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J-GLOBAL ID：201802286610520378   整理番号：18A0484430

若年期のストレスは中年期マウスの認知障害を誘発する【Powered by NICT】

Early-life stress induces cognitive disorder in middle-aged mice

著者 (6件)： Yajima Hiroyuki (Department of Integrative Physiology, Gunma University Graduate School of Medicine, Maebashi, Gunma, Japan) ,  Haijima Asahi (Department of Integrative Physiology, Gunma University Graduate School of Medicine, Maebashi, Gunma, Japan) ,  Khairinisa Miski Aghnia (Department of Integrative Physiology, Gunma University Graduate School of Medicine, Maebashi, Gunma, Japan) ,  Shimokawa Noriaki (Department of Nutrition, Takasaki University of Health and Welfare, Takasaki, Gunma, Japan) ,  Amano Izuki (Department of Integrative Physiology, Gunma University Graduate School of Medicine, Maebashi, Gunma, Japan) ,  Takatsuru Yusuke (Department of Medicine, Johmoh Hospital, Maebashi, Gunma, Japan)
資料名： Neurobiology of Aging  (Neurobiology of Aging)
巻： 64  ページ： 139-146  発行年： 2018年 
JST資料番号： W0356A  ISSN： 0197-4580  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 若年期のストレスは成人期の神経心理学的障害を誘導することができる。しかし,このような障害を誘導する基礎となる機構はまだ十分解明されていない。さらに,加齢による認知機能の変化に対する幼少期ストレスの影響は明らかにされていない。本研究では,母性剥奪(MD)を用いたタッチスクリーン装備オペラント箱を用いた中年期マウスの認知機能を検討した。視覚弁別課題では,高齢者(~1.4歳)対照マウスは,異なる視覚刺激を識別するための学習に有用であった。反面,劣化したMDマウスの正答率は10日目までに~60%まで増加した;は対照マウスのそれ(85%)より有意に低かった。高齢MDマウスの海馬では,N メチル d アスパルタート受容体サブユニットGluN1の発現レベルは有意に減少し対照マウスのそれと比較した。一方,GluN1発現レベルの有意差は,若い(2.5か月齢)マウスでは検出されなかった。これらの知見は,若年期ストレスは中年期マウスにおける認知障害を促進することを示した。Copyright 2018 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】

シソーラス用語： *中年期 ,  海馬 ,  老人 ,  視覚 ,  タッチスクリーン ,  サブユニット ,  オペラント行動
準シソーラス用語： 有意差 ,  正解率 ,  視覚刺激 ,  母性剥奪 ,  認知機能 ,  神経心理学 ,  *認知障害 ,  *若年 , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (5件)： 母性剥奪 ,  タッチパネルオペラント課題 ,  加齢 ,  NMDA受容体 ,  行動と認知神経科学

分類 (3件)： 中枢神経系  (EJ12030F) ,  精神障害  (GR03000A) ,  神経系の疾患  (GN03000O)

タイトルに関連する用語 (6件)： 若年 ,  ストレス ,  中年期 ,  マウス ,  認知障害 ,  誘発