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J-GLOBAL ID：201802286748754884   整理番号：18A0724103

疎水性蛋白質の選択的濃縮と抽出のためのフルオロアルコール誘導コアセルベート【JST・京大機械翻訳】

Fluoroalcohol - Induced coacervates for selective enrichment and extraction of hydrophobic proteins

著者 (6件)： Koolivand Amir (Department of Chemistry and Biochemistry, University of Texas at Arlington, Arlington, TX 76019, USA) ,  Clayton Stephan (Department of Chemistry and Biochemistry, University of Texas at Arlington, Arlington, TX 76019, USA) ,  Rion Halie (Department of Chemistry and Biochemistry, University of Texas at Arlington, Arlington, TX 76019, USA) ,  Oloumi Armin (Department of Chemistry and Biochemistry, University of Texas at Arlington, Arlington, TX 76019, USA) ,  O’Brien Ariel (Department of Chemistry and Biochemistry, University of Texas at Arlington, Arlington, TX 76019, USA) ,  Khaledi Morteza G. (Department of Chemistry and Biochemistry, University of Texas at Arlington, Arlington, TX 76019, USA)
資料名： Journal of Chromatography B  (Journal of Chromatography B)
巻： 1083  ページ： 180-188  発行年： 2018年 
JST資料番号： W0571A  ISSN： 1570-0232  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 以前に報告されたように,フルオロアルコール類は両親媒性化合物の水溶液中でのコアセルベーションを誘導することができ,それに続く二相系の形成を伴い,一つの相は両親媒性物質とフルオロアルコール中に濃縮され,もう一つは主に水に富む相である。本研究では,蛋白質の抽出と濃縮のために,フルオロアルコールにより誘導された単一成分両親媒性物質からなる簡単なコアセルベートの使用に焦点を当てた。1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロイソプロパノール(HFIP)および2,2,2-トリフルオロエタノール(TFE)を用いてカチオン性両親媒性物質,臭化セチルトリメチルアンモニウム(CTAB)またはテトラ-n-ブチルアンモニウムブロミド(TBAB)の水溶液中でコアセルベーションを誘導した。カチオン性両親媒性物質(CTAB,TBAB)は,コアセルベート(HFIPまたはTFE)の強度に依存して,塩基性pHおよび/または十分なイオン強度において二相コアセルベート系を形成した。HFIPまたはTFEコアセルベートに対するTBABの相図を作成した。一定の界面活性剤濃度でコアセルベート(HFIPまたはTFE)の濃度を増加させることによって,単一液相から2つまたは複数の相混合物への転移,そしてそれから最終的に単一液相への転移が観察された。添加物を含まないTBAB/HFIP混合物は,HFIP濃度を増加させると,二相系に移行する前にユニークな三相系を示した。しかし,塩添加はこの三相領域を除去し,二相形成領域を拡大した。TBABとペルフルオロアルコール(HFIPまたはTFE)からなる選択二相系を用いて,疎水性範囲のモデル蛋白質を抽出した。全てのコアセルベート相はバクテリオロドプシン,膜蛋白質,グラミシジン,非常に疎水性のポリペプチドイオンチャンネルを抽出した。混合物中の最も親水性の蛋白質,リボヌクレアーゼAは水相中に残留した。TBAB/TFE/200mM NaCl混合物とTBAB/HFIP混合物から形成されたコアセルベートは,高い疎水性の蛋白質を抽出するのに最も選択性を示した。各蛋白質に対する分配係数(P)を,水に富む相におけるそれとコアセルベートにおける蛋白質濃度の比を用いて計算した。TBAB(50mM)/HFIP(8%,v/v)コアセルベートは,バクテリオロドプシンとグラミシジンの両方に対して顕著な選択性と高い分配係数(>100)を示した。したがって,このシステムは,プロテオミクス応用における疎水性および膜蛋白質の容易な分画に有益である可能性がある。Copyright 2018 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： 添加剤 ,  水溶液 ,  塩化ナトリウム ,  *疎水性 ,  *コアセルベート ,  イオン強度 ,  親水性 ,  カチオン ,  RNアーゼA ,  膜タンパク質 ,  バクテリオロドプシン ,  界面活性剤 ,  状態図
準シソーラス用語： 両親媒性物質 ,  二相系 , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (6件)： 膜蛋白質分離 ,  プロテオミクス ,  界面活性剤媒介コアセルベーション ,  222-トリフルオロエタノール(TFE) ,  111333-ヘキサフルオロイソプロパノール(HPIP) ,  テトラ-n-ブチルアンモニウムブロミド(TBAB)

分類 (2件)： 蛋白質・ペプチド一般  (EB03010N) ,  有機化合物の各種分析  (CC08034J)

タイトルに関連する用語 (5件)： 疎水性 ,  蛋白質 ,  濃縮 ,  誘導 ,  コアセルベート