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J-GLOBAL ID：201802286780786477   整理番号：18A1603258

都市樹木の葉における粉塵捕集特性への樹種および着葉位置の影響

著者 (3件)： 渡辺基生 (東京農工大 大学院農学府) ,  戸田浩人 (東京農工大 大学院農学研究院) ,  CHOI Dongdu (東京農工大 大学院農学研究院)
資料名： 日本緑化工学会誌  (Journal of the Japanese Society of Revegetation Technology)
巻： 44  号： 1  ページ： 135-138  発行年： 2018年08月31日 
JST資料番号： Z0839A  ISSN： 0916-7439  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 都市樹木の葉における粉塵捕集機能について,東京農工大学府中キャンパスを対象地として葉面洗浄法から樹種と着葉位置ごとに比較を行った。多くの樹種では樹冠内外に関わらず下層の葉の方が上層の葉よりも粉塵付着量が多かった。一方でスダジイやマテバシイ等の個葉の粉塵吸着能力が高いと考えられる樹種の場合,樹冠内部において上層の葉の方が下層の葉よりも粉塵付着量が多かった。また粉塵中金属濃度にも樹種間差が見られ,道路からの距離等の立地環境が強く影響していると考えられた。今後樹木の粉塵捕集機能を定量的に評価する際には,樹葉の着葉位置も考慮する必要があると考えられる。(著者抄録)

シソーラス用語： *都市 ,  緑地 ,  *樹木 ,  *葉 ,  塵埃 ,  機能 ,  集塵装置 ,  環境 ,  *大気汚染
準シソーラス用語： *粉塵 ,  *捕集 ,  *洗浄集塵装置 ,  *樹種 ,  *高低差 ,  立地環境 ,  沿道

分類 (3件)： 大気汚染一般  (SB03010B) ,  公園,造園,緑化  (RD04020Y) ,  道路付属施設  (RC08040T)

引用文献 (15件)：

• 1) 原田 洋・石川孝之 (2014) 環境保全林 都市に造成された樹林のつくりとはたらき. 東海大学出版部, pp. 57-74.
• 2) 環境再生保全機構 (2014) 大気浄化植樹マニュアル. 環境再生保全機構予防事業部, 242 pp.
• 3) 環境省. (更新:2017 年3 月28 日) “平成27 年度大気汚染状況について”. 環境省ホームページ. https://www.env.go.jp/press/103858.html (参照:2018 年2 月28 日)
• 4) 気象庁. “過去の気象データ検索”. 気象庁ホームページ.http://www.data.jma.go.jp/obd/stats/etrn/index.php (参照:2018 年2 月28 日)
• 5) 国土交通省 (2004, 2013 改正) 都市緑地法運用指針.

タイトルに関連する用語 (4件)： 都市 ,  粉塵捕集 ,  樹種 ,  葉