抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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超音波検査は暗い部屋で被検者にプローブをあて,ディスプレイを注視して検査を行うため,眼の疲労感や腕・肩の疲労感が問題となっている。そこで超音波検査室の明るさと検査者の疲労感について調査した。超音波検査室5施設を対象に,検査室照度,超音波装置ディスプレイ照度と輝度を測定した。疲労感の測定は超音波検査に従事する29名に自覚症しらべ及び視力検査を行った。検査室の照度は0.05~50lxと明るさに差が認められた。2施設で照明を消した状態で,3施設でダウンライトを使用して検査を行っていた。身体的疲労感と目の疲労感は朝から夕にかけて訴えが高くなることから超音波検査作業が目の疲労感を生じさせていると考えられた。また検査室を暗くしている施設で目の疲労感は有意に増大していた。調査結果から超音波検査の照明の基準を明確にし,超音波検査者の疲労感の軽減に対策する必要があることが明らかとなった。(著者抄録)