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J-GLOBAL ID:201802287170415566   整理番号:18A1153965

虚血性脳卒中と再開通薬剤組織プラスミノーゲン活性化因子は抗菌性食細胞機能に干渉する【JST・京大機械翻訳】

Ischaemic stroke and the recanalization drug tissue plasminogen activator interfere with antibacterial phagocyte function
著者 (10件):
資料名:
巻: 14  号:ページ: 140  発行年: 2017年 
JST資料番号: U7329A  ISSN: 1742-2094  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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背景:脳卒中は,酸化バーストの障害や好中球細胞外トラップ(NETs)の放出の低下などの免疫変化を誘導する。これらの防御機構の重要な酵素は虚血性脳卒中において変化する可能性があると仮定した。従って,患者血清および顆粒球および単球におけるミエロペルオキシダーゼ(MPO)および好中球エラスターゼ(NE)の細胞内および細胞外量を分析した。自律神経系は脳卒中誘導免疫変化を仲介すると考えられているので,MPOとNEに対するストレスホルモンとアセチルコリンの影響も研究した。組換え組織プラスミノーゲン活性化因子(r-tPA)による急速な再開通は,血栓除去以外の虚血性脳卒中に対する唯一の利用可能な治療であり,顆粒球および単球の抗菌防御機構に対するその影響をここで検討した。【方法】ex vivo:細胞内および血清MPOおよびNEを,フローサイトメトリーまたは酵素結合免疫吸着検定法(ELISA)により,0,1,3および5日後に測定し,対照と比較した。in vitroでは,健常ドナーからの血液をカテコールアミン,デキサメタゾンおよびアセチルコリンとインキュベートし,NET産生細胞の割合およびNETsによりカバーされた面積を免疫組織化学的に定量した。細胞内および細胞外MPOおよびNEを,フローサイトメトリーまたはELISAにより定量した。健常ドナーからの血液サンプルをr-tPAで培養し,酸化バースト,食作用,NETosis,サイトカイン放出,MPOおよびNEをフローサイトメトリー,ELISAおよび顕微鏡により定量した。結果:MPOは顆粒球で減少したが,対照と比較して脳卒中患者から得られた血清で増加した。NEは細胞内では変化しなかったが,患者血清では上昇した。NET産生好中球の割合はストレスホルモンにより減少し,アセチルコリンにより増加した。細胞内MPOもNEもホルモン処理により変化しなかった。しかしながら,アドレナリンおよびアセチルコリンはNE放出を誘導した。r-tPAは,顆粒球および単球においてin vitroで食作用および酸化バーストを低下させた。NETosis,MPO放出およびサイトカインは変化しなかったが,NE放出はr-tPAにより増強された。結論:MPOの細胞内減少は,脳卒中患者におけるNETosisの減少の原因となる可能性がある。脳卒中患者における増強MPOとNE血清レベルの影響は,将来の研究において取り組むべきである。r-tPAは,in vitroで抗菌防御機能を障害した。したがって,非成功再開通療法を受ける患者は,感染に対するより高いリスクにある可能性があり,将来の研究において分析されなければならない。脳卒中患者におけるr-tPA効果による免疫変化も調査する必要がある。Copyright 2018 The Author(s) All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (2件):
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循環系の基礎医学  ,  神経の基礎医学 
物質索引 (1件):
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引用文献 (29件):
  • Stroke; Stroke alters respiratory burst in neutrophils and monocytes; J Ruhnau, K Schulze, B Gaida, S Langner, C Kessler, B Broker, A Dressel, A Vogelgesang; 45; 2014; 794-800; 10.1161/STROKEAHA.113.003342; CR1;
  • Nat Rev Neurol; The immunology of acute stroke; A Chamorro, A Meisel, AM Planas, X Urra, D Beek, R Veltkamp; 8; 2012; 401-410; 10.1038/nrneurol.2012.98; CR2;
  • Curr Opin Neurol; Immune mechanisms of stroke; T Magnus, H Wiendl, C Kleinschnitz; 25; 2012; 334-340; 10.1097/WCO.0b013e328352ede6; CR3;
  • BMC Neurol; Post-stroke infection: a systematic review and meta-analysis; WF Westendorp, PJ Nederkoorn, JD Vermeij, MG Dijkgraaf, D Beek; 11; 2011; 110; 10.1186/1471-2377-11-110; CR4;
  • Aging Dis; Catecholamines, steroids and immune alterations in ischemic stroke and other acute diseases; J Schulze, A Vogelgesang, A Dressel; 5; 2014; 327-339; CR5;
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