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J-GLOBAL ID：201802287239954497   整理番号：18A2209745

X線顕微鏡による化学状態マッピングと応用数学による材料学的知見無しでの反応サイト特定

Chemical State Mapping Using X-ray Microscopes and Non-empirical Analysis of Trigger Sites Using Applied Mathematics

著者 (5件)： 木村正雄 (高エネルギー加速器研究機構(KEK)・物質構造科学研究所(IMSS)) ,  武市泰男 (高エネルギー加速器研究機構(KEK)・物質構造科学研究所(IMSS)) ,  大林一平 (理研革新知能統合研究センター) ,  村尾玲子 (新日鐵住金先端技術研究所) ,  平岡裕章 (京都大学高等研究院)
資料名： まてりあ  (Materia Japan)
巻： 57  号： 12  ページ： 595(J-STAGE)  発行年： 2018年 
JST資料番号： F0163A  ISSN： 1340-2625  CODEN： MTERE2  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・X線顕微鏡を用いた材料組織と構成原子の化学状態の両方を可視化する方法について述べ,人間の経験に頼らない新たなアプローチ(計測+応用数学)を紹介。
・放射光のX線吸収分光(XAS)を用いて,還元度合いの異なる焼結鉱試料における鉄の化学状態(Fe^II,Fe^II+Fe^III,Fe^III)をマッピング。
・焼結鉱試料の化学状態の不均一組織を,応用数学(パーシステントホモロジー)と機械学習により解析し,焼結鉱の還元に伴う特性劣化(き裂発生起点)を特定することに成功。
・4種類のき裂発生起点を特定し,これらのサイト付近で実際にき裂が発生することを確認。

シソーラス用語： *X線顕微鏡 ,  シンクロトロン放射 ,  X線吸収分光法 ,  *焼結鉱 ,  鉄 ,  鉄化合物 ,  原子価 ,  機械学習 ,  還元 ,  *亀裂発生 ,  ホモロジー ,  還元性 ,  鉄(II) ,  鉄(III)
準シソーラス用語： パーシステントホモロジー ,  還元度

著者キーワード (3件)： X-ray microscopy ,  X-ray absorption ,  persistent homology

分類 (2件)： 鉱石の熱処理  (UA07110L) ,  X線技術  (BA02060D)

引用文献 (3件)：

• (1) M. Kimura, Y. Takeichi, R. Murao, I. Obayashi, Y. Hiraoka and Y. Liu: J. of Phys.: Conference Series, 849(2017), 012015.
• (2) M. Kimura, I. Obayashi, Y. Takeichi, R. Murao and Y. Hiraoka: Sci. Rep., 8(2018), 3553.
• (3) I. Obayashi, Y. Hiraoka and M. Kimura: J. of Applied and Computational Topology, 1(2018), 421.

タイトルに関連する用語 (5件)： X線顕微鏡 ,  化学状態 ,  マッピング ,  応用数学 ,  材料学