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J-GLOBAL ID：201802287268698684   整理番号：18A0821110

ペオニフロリンは,IRE1α/NF-κBシグナル伝達経路を介してリポ多糖類刺激ヒト臍帯静脈内皮細胞における小胞体ストレス関連炎症を予防する【JST・京大機械翻訳】

Paeoniflorin prevents endoplasmic reticulum stress-associated inflammation in lipopolysaccharide-stimulated human umbilical vein endothelial cells via the IRE1α/NF-κB signaling pathway

著者 (10件)： Chen Juan (School of Life Sciences, Anhui University, Hefei 230601, PR China) ,  Zhang Minghua ,  Zhu Maomao ,  Gu Junfei ,  Song Jie ,  Cui Li ,  Liu Dan ,  Ning Qing ,  Jia Xiaobin ,  Feng Liang
資料名： Food & Function  (Food & Function)
巻： 9  号： 4  ページ： 2386-2397  発行年： 2018年 
JST資料番号： W2339A  ISSN： 2042-6496  CODEN： FFOUAI  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 小胞体(ER)ストレス関連炎症は内皮機能不全(ED)の病因に関与する重要な分子機構である。したがって,ERストレス誘発性炎症を緩和するための戦略は,心血管疾患の予防に必須である可能性がある。Paeonia lactiflora Pallas由来の生物活性化合物ペオニフロリン(PF)は,血管炎症に対するその機能的性質に対して知られている。しかしながら,今日まで,ERストレス依存性炎症に対するPF仲介保護は同定されていない。ここでは,リポ多糖類(LPS)刺激ヒト臍静脈内皮細胞(HUVEC)損傷に対するPFの保護効果を検討し,その基礎となる機構を検討した。細胞生存率アッセイの結果は,PFがLPS刺激HUVECsにおける細胞生存率を促進することを示す。加えて,炎症性サイトカイン(インターロイキン-6(IL-6)および単球走化性蛋白質1(MCP-1))およびERストレスマーカー(78kDaグルコース調節蛋白質(GRP78)およびCCAAT/エンハンサー結合蛋白質相同蛋白質(CHOP))のLPS誘導過剰産生は,PFおよびERストレス阻害剤4-フェニルブテン酸(4-PBA)により有意に低下した。透過型電子顕微鏡(TEM)アッセイは,ERにおける超微細構造異常がPF処理により逆転し,4-PBAの保護効果に類似することを示した。印象的に,イノシトール要求酵素1α(IRE1α)/核因子κB(NF-κB)経路は有意に活性化され,炎症性サイトカイン産生を促進することによりLPS誘導HUVEC損傷の進行に寄与することを見出した。IRE1αsiRNA,AEBSF(ATF6阻害剤),GSK2656157(PERK阻害剤),PDTC(NF-κB阻害剤)およびタプシガルギン(TG,IRE1活性化因子)を用いて,LPS誘導HUVEC損傷に対するPF仲介保護におけるIRE1α/NF-κB経路の役割を確認した。著者らの知見は,PFが内皮損傷に対して阻害効果を有することを示す。要約するために,PFはERストレス関連血管炎症を阻害する潜在的治療薬である可能性がある。Copyright 2018 Royal Society of Chemistry All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： *炎症 ,  病因 ,  siRNA ,  *小胞体ストレス ,  *内皮 ,  酵素 ,  炎症性サイトカイン ,  *小胞体 ,  NFκB ,  *リポ多糖類 ,  保護作用
準シソーラス用語： *IRE1 ,  阻害剤 ,  細胞生存率 ,  *IRE1α蛋白質 , 【Automatic Indexing@JST】

分類 (2件)： 食品の化学・栄養価  (FJ01020J) ,  細胞生理一般  (EF02010S)

タイトルに関連する用語 (10件)： ペオニフロリン ,  IRE1α ,  NF-κB ,  シグナル伝達経路 ,  リポ多糖類 ,  刺激 ,  ヒト臍帯静脈内皮細胞 ,  小胞体ストレス ,  炎症 ,  予防