文献

J-GLOBAL ID：201802287502533120   整理番号：18A0642878

農業農村工学におけるICT利用の可能性(後編)-4 圃場水管理システムを用いたICTのフル活用による高機能水田地帯の構築

著者 (3件)： 若杉晃介 (農研機構) ,  鈴木翔 (農研機構) ,  丸山篤志 (農研機構 農業環境変動研究セ)
資料名： 農業農村工学会誌  (Water, Land and Environmental Engineering)
巻： 86  号： 4  ページ： 289-292  発行年： 2018年04月01日 
JST資料番号： F0454A  ISSN： 1882-2770  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 近年,水稲作における水管理労力削減を目的に,ICTを活用した給水バルブや落水口を遠隔または自動制御が可能な圃場水管理システムが開発された。本報ではこのシステムの特長と機能,およびさらなる有効活用に向けたAPI(Application Programming Interface)による連携技術について解説する。具体的にはメッシュ農業気象データと作物発育モデルとの連携を用いた最適水管理アプリの開発や,多圃場営農管理システムとの連携による効率的な営農管理,減水深や水管理スケジュールをもとにした水需要予測と広域水管理システムとの連携による適正な水資源の配分と省エネルギー化について報告し,ICTをフル活用することで営農面でのスマート農業の実現と高機能な水田地帯構築の可能性について検討する。(著者抄録)

シソーラス用語： *情報技術 ,  *通信技術 ,  *建設 ,  農業政策 ,  *地域 ,  *水田 ,  *改変 ,  気象データ ,  農業 ,  モデル ,  成長 ,  農作物 ,  応用プログラム ,  水管理 ,  最適化 ,  予測 ,  水需要 ,  システム
準シソーラス用語： *ICT ,  *ICT利用 ,  スマート農業 ,  営農管理 ,  広域水管理システム ,  高機能水田地帯 ,  最適水管理アプリ ,  作物発育モデル ,  水需要予測 ,  農業気象データ ,  農業農村工学 ,  *圃場水管理システム

分類 (2件)： 農業土木  (FB02000W) ,  稲作  (FC03020C)

引用文献 (6件)：

• 農林水産省 : 「スマート農業の実現に向けた研究会」検討結果の中間とりまとめ (2016)
• 若杉晃介, 鈴木 翔 : ICTを用いて省力・最適化を実現する圃場水管理システムの開発, 水土の知 85(1), pp.11~14 (2017)
• 農研機構 : メッシュ農業気象データ利用マニュアル (2014), http://adpmit.dc.affrc.go.jp/technical/cont67.html
• 堀江 武, 中川博視 : イネの発育過程のモデル化と予測に関する研究 第1報 モデルの基本構造とパラメータの推定法および出穂予測への適用, 日本作物学会紀事 59 (4), pp.687~695 (1990)
• Maruyama, A., et al. : A Water Temperature Simulation Model for Rice Paddies with Variable Water Depths, Water Resources Research 53 (2017), http://dx.doi.org/10.1002/2017WR021019

タイトルに関連する用語 (8件)： 農業農村工学 ,  ICT ,  可能性 ,  圃場 ,  水管理 ,  活用 ,  水田地帯 ,  構築