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J-GLOBAL ID：201802287567491385   整理番号：18A1239902

選好度付きセットベースデザイン手法を用いた伝送線路型フィルタの設計法に関する一検討(その3)フィルタ理論による設計との比較

A Study on Design Methodology of Transmission Line Type Filter by Preference Set-based Design Method (Part 3) Comparison with Design based on Filter Theory

著者 (5件)： 萱野良樹 (電通大 大学院情報理工学研究科) ,  上芳夫 (電通大 産学官連携セ) ,  石川晴雄 (電通大 大学院情報理工学研究科) ,  XIAO Fengchao (電通大 大学院情報理工学研究科) ,  井上浩 (電通大 産学官連携セ)
資料名： 電子情報通信学会技術研究報告  (IEICE Technical Report (Institute of Electronics, Information and Communication Engineers))
巻： 118  号： 97(EMD2018 8-13)  ページ： 25-30  発行年： 2018年06月08日 
JST資料番号： S0532B  ISSN： 0913-5685  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 集合論的設計法である選好度付きセットベース設計(PSD)手法によりフィルタ設計を行う手法を提案している。提案手法は従来のフィルタ設計理論による回路素子の決定手順を用いるのではなく,フィルタ仕様(要求性能)を満足する基準フィルタの回路素子値(設計要素)の決定を行い,素子値が範囲(範囲解)で与えられる特徴がある。本稿では,伝送線路を用いた4次の低域通過型フィルタを例に,フィルタ理論による設計とこれまでのPSDを用いた設計結果を比較することで,提案するPSDによるフィルタ設計の有効性を示した。伝送線路型フィルタではインピーダンスの不連続部や,オープンスタブのフリンジの影響などの補正が必要であるが,PSDを用いた設計ではそれらの影響を考慮した電磁界解析の結果に基づいたメタモデリングを用いることにより,試行錯誤を行うことなく要求性能を満足する設計変数範囲が得られる。(著者抄録)

シソーラス用語： *マイクロストリップ線路 ,  *フィルタ設計 ,  *好み ,  *モデリング ,  *実験計画法 ,  集合論 ,  回路部品 ,  *低域フィルタ ,  有効性 ,  有限差分時間領域法 ,  透過率
準シソーラス用語： *伝送線路型フィルタ ,  選好度 ,  メタモデリング ,  回路素子

分類 (1件)： フィルタ一般  (NC04021I)

引用文献 (25件)：

• 立林和夫, 入門 タグチメソッド, 日科技連出版, 2004.
• A. Ward, J.K. Likker, J.J. Cristiano and D.K. Sobek, ′′The second Toyota paradox: how delaying decisions can make better cars faster′′, Sloan management review, pp.43-61, 1995.
• A. Ward, D.K. Sobek, 稲垣公夫(訳), ′′リーン設計開発方式′′, 日刊工業新聞社, 2014.
• 石川 晴雄, 多目的最適化設計-セットベース設計手法による多目的満足化-, コロナ, 2010.
• 川上 雅士,長尾 和哉,石川 晴雄,上 芳夫,肖 鳳超, ′′電気設計におけるPSD手法適用の検討 その1′′, 2015年信学総大, B-4-55, p.345, Mar. 2015.

タイトルに関連する用語 (6件)： 選好 ,  デザイン手法 ,  伝送線路 ,  設計法 ,  理論 ,  設計