抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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【背景】中東呼吸器症候群(MERS-CoV)患者の死亡率は,世界中のすべての医療システムにおける主要な課題である。MERS-CoVリスク標準化死亡率は現在文献において利用できないので,著者はMERS-CoVと30日死亡率測定を用いてリスク標準化死亡率を推定する方法を開発することに集中した。【方法】サウジアラビアにおけるMERS-CoVデータは公的に報告されており,サウジ省(SMOH)ウェブサイトを通して利用可能である。2014年12月2日,2014年11月12日の間にSMOHによって報告された660人のMERS-CoV患者を研究した。収集されたデータは,基本的な人口統計学的情報(年齢,性別,および国籍),医療従事者,感染源,疾病,症候性,疾病の重症度,およびサウジアラビアの地域を含んだ。死亡率の状態と日付も報告した。Cox比例ハザード(CPH)モデルを適用して,3日および30日死亡率の予測因子に対するハザード比を推定した。【結果】3日,30日,および全体の死亡率は,それぞれ13.8%,28.3%,および29.8%であった。CPHによると,3日死亡率の多変量予測因子は,高齢者,非ヘルスケア労働者,疾患重症度,および院内感染症(調整ハザード比(aHR)=1.7;8.8;6.5;および2.8)であった。30日死亡率の多変量予測因子は,高齢者,非ヘルスケア労働者,既存疾患,疾患の重症度,および院内感染症(aHR=1.7;19.2;2.1;3.7;および2.9)であった。【結論】年齢(高齢者),非医療従事者,疾患の重症度および院内感染症を含む3日および30日に死亡率に影響を及ぼす可能性があることが明らかになった。この知見は,死亡のリスクが高い可能性のある患者を適切に同定し,管理することにより,医療従事者に対するガイドとして役立つ。Copyright 2018 The Author(s). All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】