抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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航空交通管制に利用される航空機監視システムでは,従来のレーダよりも高精度かつ高頻度な監視が望まれており,これを実現するTDOA(Time Difference of Arrival)測位を利用した,広域マルチラテレーション(WAM:Wide Area Multilateration)の導入が進められている。このTDOA測位では,受信局配置外側の目標において測位誤差が増大する特徴を持つため,監視覆域を囲むように受信局を配置する必要がある。しかしながら,近年覆域が拡大する傾向にあり,受信局数の増加に伴うコスト増大が問題となっている。加えて,覆域に海岸線沖合も含まれるようになり,受信局で覆域を囲むことが困難な状況も発生している。これらの課題への解決策として,TSOA(Time Sum of Arrival)測位の活用が有効であることが報告されている。本稿では,覆域拡大を想定した受信局の配置手法に対して,計算機シミュレーションによる測位精度の平面分布を,TSOA及びTDOA測位間で比較する。(著者抄録)