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J-GLOBAL ID：201802287728858362   整理番号：18A0788011

ゲノム忠実度の消失:ベータHPVとDNA損傷応答【JST・京大機械翻訳】

Loss of Genome Fidelity: Beta HPVs and the DNA Damage Response

著者 (2件)： Wendel Sebastian O. (Division of Biology, Kansas State University) ,  Wallace Nicholas A. (Division of Biology, Kansas State University)
資料名： Frontiers in Microbiology (Web)  (Frontiers in Microbiology (Web))
巻： 8  ページ： 2250  発行年： 2017年 
JST資料番号： U7080A  ISSN： 1664-302X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： スイス (CHE)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 腫瘍形成におけるα-ヒトパピローマウイルス属の役割と肛門生殖器および口腔咽頭癌の腫瘍維持は良く確立されているが,非メラノーマ皮膚癌(NMSCs)におけるβ-ヒトパピローマウイルス(β-HPV)の役割はあまり明らかではない。持続性β-HPV感染症は,稀な遺伝的疾患,表皮異形成症を有する人々の日光曝露皮膚においてNMSCsを引き起こす。しかし,表皮異形成症のない人々におけるβ-HPV感染は典型的に一過性である。さらに,β-HPV遺伝子発現は,NMSC腫瘍生検における細胞当たりのβ-HPVゲノムの1コピーより少ないので,一般集団における腫瘍維持に必要ではない。細胞培養,疫学的およびマウスモデル実験は,「ヒットおよびラン」機構を介したNMSCsの開始におけるβ-HPV感染の役割を支持する。このウイルスは,UVのゲノム不安定化効果を増強する補因子として作用すると仮定され,この考えを支持し,2つのβ-HPV蛋白質(β-HPV E6とE7)はDNA修復を阻止し,細胞周期進行を調節することにより,UV曝露と他のゲノム不安定化事象に対する細胞応答を破壊する。異常な損傷応答は,持続的なβ-HPV感染または持続したウイルス蛋白質発現に依存しない腫瘍形成を駆動することができる発癌性突然変異の可能性を増加させる。本レビューは,NMSC開始におけるウイルスの推定的役割の文脈におけるゲノム維持に及ぼすβ-HPVの有害な影響について現在知られているものを要約する。Copyright 2018 The Author(s). All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： 皮膚腫瘍 ,  突然変異 ,  腫瘤形成 ,  DNA修復 ,  疫学 ,  遺伝子発現 ,  細胞培養 ,  腫瘍 ,  *ゲノム ,  タンパク質 ,  ウイルス ,  発癌性 ,  感染
準シソーラス用語： ゲノム不安定性 ,  ヒトパピローマウイルス , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (8件)： ベータHPV ,  DNA損傷応答 ,  皮膚癌 ,  ゲノム忠実度 ,  腫瘍形成 ,  先天性表皮異形成症 ,  ウイルス発癌 ,  P300

分類 (1件)： 分子遺伝学一般  (EC02010J)

タイトルに関連する用語 (4件)： ゲノム ,  忠実度 ,  HPV ,  DNA損傷応答