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J-GLOBAL ID:201802288179162278   整理番号:18A1980942

集落・町並み保全地域における地域主体の調整システムの構築と調整課題の変遷に関する研究 妻籠宿における住民組織と保存審議会に着目して(1968-2003)

The Establishment of the Community Initiative Control System and the Transition of Issues for Conservation Focusing on Community Organizations and the Preservation Committee in Tsumago-juku from 1968 to 2003
著者 (3件):
資料名:
巻: 53  号:ページ: 1239-1246(J-STAGE)  発行年: 2018年 
JST資料番号: G0606B  ISSN: 1348-284X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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妻籠宿の住民組織と保存審議会での議論に着目して,集落・町並み保全地域における地域主体の調整システム構築過程と調整課題の変遷を総合的かつ中長期的に解明した。住民憲章に基づき住民組織内に設置された統制委員会は,設立直後から景観,商売・営業,交通,売買,運用組織等,幅広い調整課題を扱い,自身の公正さと実効性を高める今日に至る組織運営の仕組みを集中的に検討・実装していた。町条例制定後は保全審議会と共に調整課題に対応する体制が確立したが,私有財産の所有や利用に関わる商売・営業,交通,売買関係は,中長期に及び,再燃しやすい調整課題であり,住民組織が主体的に扱っていた。重伝建選定後は,土地建物売買等に対応できる財団法人の設立,効率的運営のための組織統合など,住民組織の形態を変革しながら調整システムを強固なものにしていった。全期にわたり,行為と場所の性質等を踏まえた調整がされており,特に1980年代以降は慎重な過程を経た上での柔軟性を見出すことができた。それらの過程で,「住民憲章」は生活や営業等の欲求との間の距離感を計りながら具体的調整を促す原点かつ,調整内容に説明責任を課す存在であった。(著者抄録)
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分類 (1件):
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景観 
引用文献 (15件):
  • 1) 蓑原敬(2011年)「大きな曲がり角にある都市計画・まちづくり」,蓑原敬編著,『都市計画根底から見なおし新たな挑戦へ』pp.10-28,学芸出版社
  • 2) 磯部力(2011年)「エリアマネジメントの法的課題」ジュリスト,pp.83-86,有斐閣
  • 3) 大谷幸夫(1979年)『空地の思想』pp.146-150,北斗出版
  • 4) 木原啓吉(1982年)『歴史的環境一保存と再生』岩波新書
  • 5) 安岡章太郎(1984年)「街道の温もり」pp.55,講談社
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