抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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目的:ルイス肺癌LLC担癌マウスモデルにおいて、末梢血中の骨髄由来の抑制細胞(MDSCs)を削除し、MDSCsがCD8+T細胞の数量と機能、体内腫瘍の成長及びマウスの生存期間に与える影響を検討する。方法:C57マウスの皮下にLLCを接種し、尾静脈にGr-1抗体を注射し、担癌マウスの血液中のMDSCあるいは注射対照抗体を注射し、異なる時点に採血し、フローサイトメトリーを用いて末梢血中のMDSCとCD8+T細胞の変化を観察し、腫瘍の成長状況とマウスの生存期間を測定し、2群の担癌マウスの脾臓細胞のLLC細胞に対する殺傷作用を比較した。【結果】LLC担癌の7日後に,MDSCsの比率(%)(23.870±1.350)は,正常なマウス(7.600±0.677)より有意に高かった(P<0.001)。CD8+T細胞の割合(%)(7.906±0.428)は,正常マウス(11.220±0.606)より有意に低かった(P<0.001)。Gr-1抗体または対照抗体を7日間注入し,3日後に,除去群のMDSCsの比率(%)は,非切除群に比して有意に低かった(それぞれ,1.578±0.299対38.340±3.214,P<0.001)。CD8+T細胞の割合(%)は,非削除群(9.464±0.820対4.024±0.488,P<0.001)より有意に高かった。10日間の抗体注射の後,MDSCsの比率(%)は,以前のものより有意に高かった(31.980±3.595)が,通常の腫瘍群(63.660±5.763)より低かった(P=0.0016)。CD8+T細胞の割合(%)は以前より低下し(5.806±0.554)、通常の担癌群(2.894±0.330)より高かった(P=0.0019)。【結語】MDSCsは,腫瘍成長の遅延(P<0.05)と生存期間の延長(P=0.036,中央値46日対53日)で,LLC担癌マウスにおけるCD8+T細胞の抑制を解除し,腫瘍成長を緩和した。マウスの生存期間を延長した。Data from Wanfang. Translated by JST【JST・京大機械翻訳】