文献
J-GLOBAL ID:201802288318970943   整理番号:18A1488836

シロスタゾールの抗炎症特性:Toll様受容体シグナル伝達経路からのNF-κBのDNA結合活性の中断【JST・京大機械翻訳】

Anti-inflammatory properties of cilostazol: Its interruption of DNA binding activity of NF-κB from the Toll-like receptor signaling pathways
著者 (6件):
資料名:
巻: 62  ページ: 120-131  発行年: 2018年 
JST資料番号: T0026B  ISSN: 1567-5769  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
抗血小板,抗マイトジェンおよび血管拡張特性を有するホスホジエステラーゼIII型の選択的阻害剤であるシロスタゾールは,末梢血管疾患の虚血性症状を治療するために広く使用されている。十分な証拠はシロスタゾールが抗炎症効果を示すことを示唆しているが,その抗炎症機構は完全には理解されていない。ここでは,シロスタゾールが異なるToll様受容体(TLR)リガンドで刺激されたRAW264.7マクロファージ細胞において,核因子κB(NF-κB)活性化により誘導されるサイトカインの発現を特異的に阻害することを示した。シロスタゾールはTLR-4及びTLR-3リガンド刺激NF-κB転写活性を有意に低下させ,ルシフェラーゼレポーターアッセイにより定量化された。しかしながら,シロスタゾールは,TLR-4リガンドリポ多糖類(LPS)によるチャレンジ後,IκBα分解およびNF-κB p65リン酸化および核転移に影響しなかった。シロスタゾールは,マイトジェン活性化蛋白質キナーゼ(MAPK)ファミリーのリン酸化レベルのLPS誘導増加を阻害しなかった。一方,クロマチン免疫沈降アッセイを用いて,シロスタゾールは,これらの遺伝子プロモーターへのNF-κB p65の動員を防止することにより,インターロイキン-6および腫瘍壊死因子-αのLPS誘導転写活性を低下させることを示した。シロスタゾールをマウスに7日間毎日経口投与すると,LPS誘導異常炎症誘発性サイトカイン産生および末端器官組織損傷が有意に減少した。本研究の結果は,シロスタゾールがTLRシグナル伝達経路からNF-κB蛋白質のDNA結合活性を直接中断できることを示唆する。この経路で特異的に介入する治療は,異なる炎症性疾患の予防に対して潜在的に有益である可能性がある。Copyright 2018 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
, 【Automatic Indexing@JST】
分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
消炎薬の基礎研究  ,  生体防御と免疫系一般 
物質索引 (1件):
物質索引
文献のテーマを表す化学物質のキーワードです

前のページに戻る