抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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果樹園における光合成は,樹冠形状を除く全条件を厳密に固定したリンゴ「ふじ」の528の樹冠形状間で比較した。シミュレーション実験は,葉の純光合成速推定式とモデル法を用いて探求した。モデル法は,三次元仮想グリッドと果樹園光環境解析システム(OLEAS,山本,1999)から成っていた。その結果,果樹園光合成の改善はキャノピー形状の違いに起因することが分かった。キャノピー形状の二十九の原型のうち果樹園光合成の順序は光環境(Yamamoto,2016)の順序とほとんど同じであった。同様の傾向は,他の二種の果樹(カキとサクラ)に存在した。葉PPFDの日平均葉(DMPPFD)と純光合成速度の日平均(DMPN)の間に密接な関係が見られたが,関係は帯状分布様であり単線様ではなかった。528のキャノピー形状のDMPNの変動係数はDMPPFDの変動係数よりも小さかった。日中の時間毎で異なっていた光合成の光飽和曲線が原因と考えられた。果樹園における光合成に及ぼす部分的変形処理の影響は,「ふじ」の528の樹冠形状を用いて調べた。14タイプの変形処理の間の果樹園光合成の改善順は光環境(Yamamoto,2017)の改善順とほとんど同じであった。(翻訳著者抄録)