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J-GLOBAL ID:201802288445159929   整理番号:18A0276480

続成作用中のコノドントりん灰石中のRamanスペクトル,元素,結晶化度および酸素同位体変動【Powered by NICT】

Raman spectral, elemental, crystallinity, and oxygen-isotope variations in conodont apatite during diagenesis
著者 (11件):
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巻: 210  ページ: 184-207  発行年: 2017年 
JST資料番号: C0062A  ISSN: 0016-7037  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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コノドントのアパタイトは長い古環境研究に使用され,しばしば測定された元素及び同位体信号に対する続成作用の影響の最小評価されてきた。本研究では,統合したセットの分析法を用いてコノドントに及ぼす続成作用の影響を評価した。南中国のオルドビス紀海洋ユニットからの19の角状コノドントにおける92点のマイクロレーザRaman分光法(M LRS),レーザアブレーション誘導結合プラズマ質量分析(LA ICP MS),高分解能X線回折(HXRD),および二次イオン質量分析法(SIMS)によって分析した。各コノドント要素は全試料(すなわち,その外層の組成を反映する)または分割試料(すなわち,その内部の組成を反映して)のどちらかで,albid王冠,ヒアリンクラウン,基底小体を含む,その全長に沿って解析した。本研究のコノドントでは,外部表面はヒドロキシフルオロアパタイトおよびストロンチウムヒドロキシフルオロアパタイトの内部から構成されている。イオン置換はν_1 PO_4~三つの伸縮バンドの位置(SS_1)と幅(SS_2)に特徴的なRamanスペクトルシフトをもたらした。多重元素は,続成作用中の濃縮(Sr~2+, Mg~2+)と枯渇(Fe~3+, Mn~2+, Ca~2+)であったが,地球化学的モデリング制約と既知RamanスペクトルパターンはSr取込はSS_1の続成赤方偏移に支配的な影響であることを示唆した。全ての研究試料は,現代のバイオアパタイトおよび合成アパタイトより低いSS_2値を示し,バンド幅は古代バイオアパタイトで時間と共に減少するが,これはより大きく,より均一な結晶ドメインを産生するアニーリング過程によることを示唆した。殆どの試験片は,主に非晶質または低結晶性燐灰石,コノドントの元の微細構造を表すと推定されるている。試料のサブセットでは,いくつかの組織(特にalbid王冠)は,アグラデーションネオモルフィズムを通して開発された結晶化度の増加を示した。しかし,結晶化度及びRamanスペクトルまたは元素パラメータ間で観察されなかった系統的関係。酸素同位体は,コノドント研究試験片内でかなりの変動を示した。Albidクラウンであるヒアリンクラウンと基底小体より0.28 0.32‰より~十八零(1.2 1.4°C高い温度に相当)に乏しい平均,コノドント要素の内部は,外層に比べて1.08±0.37‰より~十八零(3.0 6.4°C高い温度に相当)に乏しい。albid王冠は他のコノドントの組織型よりも良好に保存されと広くみなされているが,その~十八零枯渇組成と二次結晶化度の発達は,事実上,最も強く変化した組織型であることを示唆した。Ramanスペクトル,LA元素,HXRD微細構造データは,コノドント要素の続成変質の程度についての有用な情報を提供することができ,このような情報は,古環境研究におけるコノドント元素と酸素同位体データを用いたにおいて考慮されるべきであると結論した。Copyright 2018 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
岩石圏の地球化学一般  ,  同位体地質学  ,  堆積学一般 

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