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J-GLOBAL ID:201802288497649909   整理番号:18A0261028

シロリムスの全身適用は直接抗増殖効果を介してではないが,その抗炎症作用を介して新生内膜形成を予防する【Powered by NICT】

Systemic application of sirolimus prevents neointima formation not via a direct anti-proliferative effect but via its anti-inflammatory properties
著者 (6件):
資料名:
巻: 238  ページ: 79-91  発行年: 2017年 
JST資料番号: A1233A  ISSN: 0167-5273  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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移植患者における免疫抑制に使用される,シロリムスによる全身治療はステント内再狭窄の著しく低い率をもたらした。基になる機構は,不明のままであるので,著者らは血管リモデリング過程に及ぼす全身性シロリムス治療の分子及び細胞効果を決定することを目的とした。全身性シロリムス処理はC57BL/6マウスにおける損傷後のワイアーが誘導する損傷および新生内膜形成28日後の平滑筋細胞(SMC)増殖14日を有意に低下したが,再内皮化を障害した。興味深いことに,in vitroで,シロリムスは全身投与後に観察した血清濃度でSMCまたは内皮細胞(EC)の増殖に直接影響を及ぼさなかった。とは対照的に,シロリムスは,接着分子ICAM-1とVCAM-1のダウンレギュレーションにより白血球(CD45~+)および骨髄由来前駆細胞(CD34~+)の接着を減少させ活性化ECへ。さらに,シロリムス処理はin vivoでもICAM-1とVCAM-1のアップレギュレーションと新生内膜病変における単球細胞(MOMA 2~+)の動員を有意に減少させた。著者らの発見は全身性シロリムス処理はこれらの細胞に直接影響を及ぼすことなくin vivoでSMCとECの増殖を効果的に防止することを示した。代わりに,シロリムスはSMCとEC増殖に及ぼす二次効果と損傷後の炎症反応を減弱することにより新生内膜形成と再内皮化を防止する。類似の正味の効果にもかかわらず,全身性シロリムス治療の機構はシロリムス溶出ステントの適用後に達成された局所効果から大きく異なっていた。Copyright 2018 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
細胞生理一般  ,  循環系の基礎医学 

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