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J-GLOBAL ID：201802288593193951   整理番号：18A1279224

理想的な大震法あるいは社会の状況とは?

著者 (1件)： 深畑幸俊 (京大 防災研)
資料名： 日本地震学会モノグラフ(Web)  (Monograph of the Seismological Society of Japan (Web))
号： 5  ページ： 46-47 (WEB ONLY)  発行年： 2017年12月 
JST資料番号： U1359A  ISSN： 2187-1809  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 短期的な確度の高い地震発生予測,即ち「地震予知」が可能であることを前提として制定された大震法は様々な問題を孕んでいる。一方,短期的地震発生予測に関し,我々は全くの無知でもない。本論では,これまでの経緯やしがらみを忘れて理想的な社会状況に思いを巡らすことにより,大震法は廃止する一方,不確実な地震発生予測情報をどのようにしたら生かすことができるのか社会学的な研究を進めることを提案する。(著者抄録)

シソーラス用語： *南海トラフ ,  *大地震 ,  プレート間地震 ,  災害対策 ,  *防災 ,  地震予知 ,  *法規 ,  停止 ,  実装 ,  社会学 ,  能力 ,  性質 ,  行政機関 ,  実時間処理 ,  *情報公開 ,  不確実性 ,  プレート運動 ,  規則度 ,  コンティンジェンシー ,  余震 ,  潮汐 ,  電離層 ,  電子 ,  短期予測
準シソーラス用語： 東海地震 ,  地震防災対策 ,  地震発生予測 ,  リテラシー ,  主体性 ,  気象庁

分類 (2件)： 自然災害  (RA02030M) ,  地震学一般  (DC03020A)

引用文献 (12件)：

• 深畑幸俊,2012, 世紀の難問「地震予知」に挑む, 地震学の今を問う,日本地震学会モノグラフ,1, 76-80.
• Heki, K., 2011, Ionospheric electron enhancement preceding the 2011 Tohoku-Oki earthquake, Geophys. Res. Lett., 38, L17312, doi:10.1029/2011GL047908.
• 堀高峰, 2017, 大震法についての議論を通じた将来の日本の減災力向上, 日本地震学会ニュースレター, 69, NL-5, 37-39.
• Ide, S. and H. Aochi, 2005, Earthquakes as multiscale dynamic ruptures with heterogeneous fracture surface energy, J. Geophys. Res., 110, B11303, doi:10.1029/2004JB003591.
• 松浦律子, 2017, 大震法成立時にこの世界に入って, 日本地震学会ニュースレター, 69, NL-5, 36-37.

タイトルに関連する用語 (2件)： 社会 ,  状況