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J-GLOBAL ID：201802288606251497   整理番号：18A0990218

シンジオタクチックポリメタクリル酸メチルの構造に及ぼすテトラヒドロフランとアルミナナノ粒子界面の影響

Influence of Tetrahydrofuran and Alumina Nanoparticle Interface on the Structure of Syndiotactic Poly(methyl methacrylate)

著者 (3件)： 松浦一喜 (静岡大学大学院総合科学技術研究科) ,  松田靖弘 (静岡大学大学院総合科学技術研究科) ,  田坂茂 (静岡大学大学院総合科学技術研究科)
資料名： 高分子論文集  (Japanese Journal of Polymer Science and Technology)
巻： 75  号： 3  ページ： 275-279(J-STAGE)  発行年： 2018年 
JST資料番号： G0122A  ISSN： 0386-2186  CODEN： KBRBA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： シンジオタクチックポリメチルメタクリレート(st-PMMA)はトルエンなどの溶媒やit-PMMAと錯体結晶を形成するが,通常,単独では非晶となる.本研究では,st-PMMAに対し,テトラヒドロフランを溶媒とし,溶媒揮発時に形成する構造とガラス転移温度よりも十分に高温で加熱し液体状態としてから冷却することにより形成する非晶構造およびアルミナナノ粒子界面で形成する非晶構造を検討した.その結果,コンフォメーションの異なる二つの非晶構造(非晶I型,非晶II型)が存在し,アルミナナノ粒子界面では成膜時のコンフォメーションが保存される.また,この非晶II型は,溶融させることで非晶I型へと変化することがわかった.(著者抄録)

シソーラス用語： *立体規則性 ,  *高分子鎖 ,  *ポリメタクリル酸メチル ,  アルミナ ,  ナノ粒子 ,  非晶質 ,  立体配座 ,  ガラス転移点 ,  分子構造 ,  X線回折 ,  高分子薄膜 ,  流延成形 ,  界面 ,  薄膜成長 ,  結晶構造 ,  結晶構造解析 ,  環状エーテル ,  アルキルベンゼン
準シソーラス用語： XRD分析 ,  ガラス転移温度 ,  コンフォメーション ,  *シンジオタクチック ,  成膜

著者キーワード (4件)： Syndiotactic Poly(methyl methacrylate) ,  Interface ,  Nanoparticle ,  X-ray Diffraction

分類 (2件)： 高分子固体の構造と形態学  (CG02022M) ,  高分子固体の物理的性質  (CG02024U)

物質索引 (2件)： テトラヒドロフラン ,  トルエン

引用文献 (18件)：

• 1) K. Hatada and T. Kitayama, Polym. Int., 49, 11 (2000).
• 2) H. Tadokoro, Y. Chatani, H. Kusanagi, and M. Yokoyama, Macromolecules, 3, 441 (1970).
• 3) H. Kusanagi, H. Tadokoro, and Y. Chatani, Macromolecules, 9, 531 (1976).
• 4) A. de Boer, G. O. R. Alberda van Ekenstein, and G. Challa, Polymer, 16, 930 (1975).
• 5) D. Zhou, L. Li, B. Che, Q. Cao, Y. Lu, and G. Xue, Macromolecules, 37, 4744 (2004).

タイトルに関連する用語 (6件)： シンジオタクチック ,  ポリメタクリル酸メチル ,  テトラヒドロフラン ,  アルミナ ,  ナノ粒子 ,  界面