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J-GLOBAL ID：201802288672439116   整理番号：18A1186205

PHITS出力ファイルの統合機能の拡充

著者 (1件)： 橋本慎太郎 (JAEA)
資料名： 日本原子力研究開発機構JAEA-Review(Web)
号： 2017-023  ページ： 57-59 (WEB ONLY)  発行年： 2018年02月 
JST資料番号： U0296A  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・任意の3次元体系における放射線の挙動解析が可能な粒子・重イオン輸送計算コードPHITSは,加速器施設の遮へい計算等に用いられている汎用のモンテカルロ計算コード。
・我々は原子力機構の大型計算機ICEXを利用し,複数の計算結果を統合するSumtally機能を開発。
・平成26年度及び27年度の開発により,[t-dchain]以外のPHITSに組み込まれたタリーに対するSumtally機能の利用を実現。
・平成28年度は,誘導放射能を評価するための[t-dchain]に対するsumtally機能を開発。
・平成28年9月公開のPHITS ver. 2.88に組込み。
・これらの機能の整備により,ユーザーは計算環境に応じて最も効率的にPHITSを実行する手法がを選択可能。
・本稿では,Sumtallyによる手動並列計算機能を[t-dchain]に対して適用した例について報告。

シソーラス用語： *シミュレータプログラム ,  計算機シミュレーション ,  *モンテカルロ法 ,  遮蔽計算 ,  平均値 ,  *並列演算 ,  陽子ビーム ,  陽子 ,  統合 ,  誘導放射能
準シソーラス用語： PHITSコード ,  加重平均

分類 (2件)： 放射線遮蔽  (MB04000R) ,  計算機シミュレーション  (JE11000H)

引用文献 (3件)：

• T. Sato, K. Niita, N. Matsuda, S. Hashimoto, Y. Iwamoto, S. Noda, T. Ogawa, H. Iwase, H. Nakashima, T. Fukahori, K. Okumura, T. Kai, S. Chiba, T. Furuta and L. Sihver, “Particle and Heavy Ion Transport Code System PHITS, Version 2.52”, J. Nucl. Sci. Technol. 50, 9, 2013, pp. 913-923.
• 甲斐哲也, 前川藤夫, 小迫 和明, 春日井好己, 高田弘, 池田裕二郎, “DCHAIN-SP 2001: 高エネルギー粒子誘導放射能計算コード”, JAERI-Data/Code 2001-016, 2001, 82p.
• Pashchenko A. B., “Summary Report for IAEA Consultants’ Meeting on Selection of Evaluations for the FENDL/A-2 Activation Cross Section Library”, INDC(NDS)-341, International Atomic Energy Agency (1996).

タイトルに関連する用語 (3件)： PHITS ,  ファイル ,  統合