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J-GLOBAL ID：201802288699989526   整理番号：18A1672586

阻止域の一部で指定の減衰量を有する可変FIRフィルタの設計法

Design method of variable FIR filters with specified attenuation in part of stopband

著者 (5件)： 木村宇量 (東京理大 基礎工) ,  宮田統馬 (サレジオ工高専) ,  樽本祥憲 (イシダ) ,  名取隆廣 (東京理大 基礎工) ,  相川直幸 (東京理大 基礎工)
資料名： 電子情報通信学会技術研究報告  (IEICE Technical Report (Institute of Electronics, Information and Communication Engineers))
巻： 118  号： 182(SIP2018 57-64)  ページ： 1-5  発行年： 2018年08月13日 
JST資料番号： S0532B  ISSN： 0913-5685  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 信号処理の分野において,処理目的に応じて周波数特性を瞬時に変化させたいことがある。このように瞬時に特性を変化可能なフィルタを可変フィルタという。従来の可変フィルタでは,除去したいノイズの周波数帯が変化するとそれに伴い阻止域全体で減衰量が変化する。この結果,フィルタ特性の変化によっては一部の帯域で十分な減衰量を得られなくなる場合がある。そこで本論文では,指定の減衰量を有する可変FIRフィルタの設計法を提案する。提案法では,可変パラメータを用いた伝達関数を周波数領域における半正定値計画問題に帰着させる。その際,指定の帯域で指定の減衰量を有することを制約条件として加える。設計例により,得られたフィルタはフィルタ特性が変化しても指定の帯域で指定の減衰量を有することを示す。(著者抄録)

シソーラス用語： *FIRフィルタ ,  ディジタルフィルタ ,  *帯域幅 ,  周波数帯 ,  *可変性 ,  減衰特性 ,  フィルタ設計 ,  方式 ,  設計
準シソーラス用語： *FIRディジタルフィルタ ,  *阻止帯域 ,  *可変 ,  設計法

分類 (1件)： ディジタルフィルタ  (NC04022Z)

引用文献 (10件)：

• 森本正志,尺長健,赤松茂,末永康仁,“可変フィルタによるハブ変換の高精度化,”信学論 D,vol.75,no.9,pp.1548-1556,1992.
• 坂本英史,越田俊介,阿部正英,川又政征他,“振幅特性を考慮した高次の可変帯域阻止フィルタに基づく狭帯域雑音除去システム,”第75回全国大会講演論文集,vol.2013,no.1,pp.487-488,2013.
• K.M. Tsui, S.C. Chan, and K.W. Tse, “Design of complex-valued variable fir digital filters and its application to the realization of arbitrary sampling rate conversion for complex signals,” IEEE Transactions on Circuits and Systems II: Express Briefs, vol.52, no.7, pp.424-428, July 2005.
• 新保友成,杉田泰則,相川直幸,木村隆,若狭由喜夫,森地徹,“阻止域の一部が可変なFIRフィルタの設計法,”電子情報通信学会論文誌 A,vol.87,no.12,pp.1511-1517,2004.
• 高橋慧,相川直幸,若狭由喜夫,中谷誠,“複数阻止域可変FIRフィルタ,”電子情報通信学会論文誌 A,vol.90,no.10,pp.767-770,2007.

タイトルに関連する用語 (5件)： 阻止 ,  減衰量 ,  可変 ,  FIRフィルタ ,  設計法