文献

J-GLOBAL ID：201802288754324487   整理番号：18A0971271

蛍光プローブ法を用いた界面活性剤溶液流におけるミセル構造と抗力低減の同時定量【JST・京大機械翻訳】

Simultaneous determination of micellar structure and drag reduction in a surfactant solution flow using the fluorescence probe method

著者 (3件)： Wakimoto Tatsuro (Department of Mechanical and Physical Engineering, Osaka City University, 3-3-138 Sugimoto Sumiyoshi-ku, Osaka 558-8585, Japan) ,  Araga Koichi (Department of Comprehensive Engineering Mechanical Systems Course, Kindai University Technical College, 7-1 Kasugaoka, Nabari, Mie 518-0459, Japan) ,  Katoh Kenji (Department of Mechanical and Physical Engineering, Osaka City University, 3-3-138 Sugimoto Sumiyoshi-ku, Osaka 558-8585, Japan)
資料名： Physics of Fluids  (Physics of Fluids)
巻： 30  号： 3  ページ： 033103-033103-11  発行年： 2018年 
JST資料番号： H0052B  ISSN： 1070-6631  CODEN： PHFLE6  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 広く知られているように,水への界面活性剤の特定のタイプの添加は,管流中の抗力を減少させる。この効果は,せん断誘起構造(SIS)と呼ばれる棒状ミセルの秩序構造に起因する乱流遷移の抑制の結果であると考えられる。しかし,実際の移動流において数百ナノメートルのSISを非侵襲的に検出する必要があるので,SISを決定することは典型的に困難である。本研究では,蛍光プローブ法を用いて,パイプ流中のSISを局所的に測定した。疎水性蛍光分子を界面活性剤溶液に添加すると,蛍光分子はミセル中に捕捉される。したがって,蛍光強度はミセル構造の変化に基づいて変化する。蛍光プローブ法のSIS検出への適用性を検証し,蛍光強度と管摩擦係数を同時に測定することにより,管流中のミセル構造と抗力低減の間の関係を決定した。実験結果は,壁近傍領域におけるSIS形成が抗力減少と密接に相関し,壁近傍SISが乱流遷移を抑制することを示唆した。(翻訳著者抄録)【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： 適応性 ,  *界面活性剤 ,  疎水性 ,  *同時定量 ,  剪断 ,  管内流 ,  *ミセル ,  *抗力 ,  管摩擦係数 ,  蛍光強度 ,  蛍光分子 ,  乱流遷移 ,  秩序構造 ,  *抵抗低減 ,  *蛍光プローブ

分類 (1件)： 層流,乱流,境界層  (BC02030C)

タイトルに関連する用語 (6件)： 蛍光プローブ ,  界面活性剤 ,  溶液 ,  ミセル ,  抗力低減 ,  同時定量