文献

J-GLOBAL ID：201802289344460739   整理番号：18A0173708

在来種ネズミモチと外来種トウネズミモチの開花フェノロジーと花形態の種間比較

Comparison of floral phenology and floral morphology between native Ligustrum japonicum and exotic Ligustrum lucidum

著者 (3件)： 梶山ハイジ (三重大 生物資源) ,  鳥丸猛 (三重大 大学院生物資源学研究科) ,  木佐貫博光 (三重大 大学院生物資源学研究科)
資料名： 三重大学大学院生物資源学研究科紀要  (Bulletin of the Graduate School of Bioresources, Mie University)
号： 43  ページ： 9-14  発行年： 2017年09月 
JST資料番号： Y0251B  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 温暖地帯の低山間部でよく見られる在来種ネズミモチと生息分布を拡大している外来種トウネズミモチとの交雑性が懸念されている。交配能力を調べるため,開花フェノロジーおよびモルフォロジーについて種差を比較した。ネズミモチの開花期はトウネズミモチよりも早かったが,いくつかのネズミモチの開花期はトウネズミモチの開花期とオーバーラップしていた。花の形態では花冠筒の長さにおいてネズミモチがトウネズミモチよりも大きいといった種間差がみられたが,露出したおしべの長さに違いはなかった。一部のネズミモチのめしべは花冠筒から露出していたが,トウネズミモチのすべてのめしべは花冠筒から露出していた。これらの結果から,ネズミモチの花粉から他への種間交雑の可能性が示唆された。

シソーラス用語： *モクセイ科 ,  外来種 ,  成長段階 ,  *開花 ,  季節的変動 ,  花 ,  *形態 ,  モルフォロジー ,  種差 ,  めしべ ,  交雑 ,  種間雑種 ,  *トウネズミモチ ,  *開花フェノロジー ,  *花形態 ,  種間交雑 ,  開花期 ,  花冠 ,  在来品種
準シソーラス用語： 在来種 ,  *ネズミモチ

分類 (3件)： 植物生態学  (EE02000E) ,  植物形態学・解剖学  (EH01040Y) ,  発生,成長,分化  (EH02030U)

タイトルに関連する用語 (6件)： 在来種 ,  ネズミ ,  外来種 ,  トウネズミモチ ,  開花フェノロジー ,  花形態