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J-GLOBAL ID：201802289390812852   整理番号：18A0279252

キノア(Chenopodium quinoa Willd)のsalaresと沿岸低地在来種における転写レベルでの塩誘発性応答の比較【Powered by NICT】

Comparing salt-induced responses at the transcript level in a salares and coastal-lowlands landrace of quinoa (Chenopodium quinoa Willd)

著者 (7件)： Ruiz Karina B. (Dipartimento di Scienze Biologiche, Geologiche e Ambientali, Universita di Bologna, Via Irnerio 42, 40126 Bologna, Italy) ,  Ruiz Karina B. (Laboratorio de Genomica Funcional & Bioinformatica, Departamento de Produccion Agricola, Universidad de Chile, Av. Santa Rosa 11315, 8820808 La Pintana, Santiago, Chile) ,  Rapparini Francesca (IBIMET-CNR, via Gobetti 101, 40129 Bologna, Italy) ,  Bertazza Gianpaolo (IBIMET-CNR, via Gobetti 101, 40129 Bologna, Italy) ,  Silva Herman (Laboratorio de Genomica Funcional & Bioinformatica, Departamento de Produccion Agricola, Universidad de Chile, Av. Santa Rosa 11315, 8820808 La Pintana, Santiago, Chile) ,  Torrigiani Patrizia (Dipartimento di Scienze Agrarie, Universita di Bologna, Viale Fanin 46, 40127 Bologna, Italy) ,  Biondi Stefania (Dipartimento di Scienze Biologiche, Geologiche e Ambientali, Universita di Bologna, Via Irnerio 42, 40126 Bologna, Italy)
資料名： Environmental and Experimental Botany  (Environmental and Experimental Botany)
巻： 139  ページ： 127-142  発行年： 2017年 
JST資料番号： C0624A  ISSN： 0098-8472  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 塩生植物における機構を支配する塩ストレス応答と適応をより理解するために,著者らは,キノア(Chenopodium quinoa Willd.)における高塩分への形態学的,代謝および遺伝子発現応答を調べた。本研究の主目的は,発現動態を試験するために経時的実験で選択された応答遺伝子を解析し,異なる生態型に属する二チリ在来種間の転写レベルで短期塩誘導効果を比較することであった。キノア遺伝子型は,塩分への応答において大きな変動を示したが,これはそれらが属する生態型に厳密に関連しているかどうかは明らかではない。成長,イオンホメオスタシス,アブシジン酸(ABA)生合成,認識,および共役開裂に関与する遺伝子,ポリアミン(PA)生合成と酸化およびプロリン生合成の発現レベルだけでなく,ABA依存性および非依存性転写因子をコードする遺伝子を比較することにより,この仮説を検証した。在来種R49(salares生態型)とVillarrica(VR,海岸低地生態型)は生理食塩水(300mM NaCl)または非塩(対照)培地に移動後0.5から120時間まで分析した。CqSOS1とCqNHXを除いて,全ての遺伝子は,塩ストレス下でキノアではここで初めて調べた。転写物レベルを定量的逆転写ポリメラーゼ連鎖反応(qRT PCR)解析により決定した。発芽,実生成長,ABA,PA含量を並行して評価した。生理食塩水に及ぼす培地発芽はVRで阻害されR49ではそうではなかったが,120時間で実生成長減少は二在来種における実質的な違いはなかった。ABA生合成酵素NCEDが最も強く塩誘導遺伝子であった;ABA含量はR49とVRのいずれも強化された(シュート)または影響を受けない(根)同様にした。NaCl処理はまた,いくつかのPA代謝酵素の転写レベルおよびPAプロファイルより高いPAとプトレシンの間の増強された比を変化させた。全ての他の遺伝子も特に根における二在来種における塩分に対する応答における類似した発現プロファイルを示したが,シュートのいくつかの違いが観察された。著者らの結果は,分子レベルでABAとPA含量の観点から重要な塩適応戦略は,沿岸低地とsalares在来種で共有されていることを示す新しい情報を提供するが,転写変化(例えば,NCED,ABF3,RD22)の開始のタイミングは遺伝子型依存性構成的および/または誘導性適応戦略を反映するかもしれない。Copyright 2018 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】

シソーラス用語： 生合成 ,  塩分 ,  合成酵素 ,  遺伝子型 ,  遺伝子発現 ,  転写因子 ,  塩化ナトリウム ,  モルフォロジー ,  発芽 ,  *在来種 ,  遺伝子 ,  実生
準シソーラス用語： 塩分ストレス ,  生態型 ,  ストレス応答 , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (7件)： 塩生植物 ,  アブシジン酸 ,  遺伝子発現 ,  イオン輸送体 ,  ポリアミン ,  キノア ,  塩ストレス

分類 (1件)： 植物ホルモン  (EH02070M)

タイトルに関連する用語 (8件)： キノア ,  Chenopodium ,  沿岸 ,  低地 ,  在来種 ,  転写 ,  塩 ,  応答