抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
エピソード記憶検索の機能的神経イメージング研究は一貫して楔前部(PCU),中期帯状皮質(MCC),外側頭頂間溝(latIPS)地域の活性化を示した。研究は典型的には記憶想起過程の観点からこれらの活性化を説明したが,静止状態機能的連結性データは,これらの領域は前頭頭頂制御ネットワークの一部であり,より一般的な,機能横断的役割を示唆していることを示した。これに関連して,本研究では,頭頂制御ネットワークは外部指向性認知(EDC)と内部志向の認知(IDC)の共起,典型的には互いに拮抗することをにおいて強い役割を果たしていることを示唆している新しい仮説を提案した。この二重認知過程仮説は,記憶課題中の頭頂活性化パターンを説明することができるか評価するために,本研究では,3種類の記憶パラダイム,すなわち,検索成功(ヒット>正しい拒絶),繰返し増強(反復>新しい),とそれに続く忘却(忘れられた>記憶)を含む縦続接続相互関数メタ分析を提供する。共通これらパラダイムへの提示条件はEDC(刺激処理と運動反応)とIDC(意図的記憶,以前の遭遇の不随意意識,またはタスク無関係な思考)の両方を含む強い可能性があるが,基準条件はかなりの程度ではなく,IDCより少ない程度にEDCを含む可能性があることである。二重認知過程仮説はこれらのパラダイムのそれぞれが類似しており,重複PCU,MCC,latIPS領域を活性化するであろうことを予測した。結果は完全には予測と一致し,二重認知過程仮説を支持した。関連する以前の研究からの証拠は,二重認知過程仮説も無記憶ドメインタスクに適用可能性があることを示唆した。Copyright 2018 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】