抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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・日本漁業の現状分析を行い,今後の日本漁業のあり様を考える材料の一つとして提示。
・日本の産業構造全体からみると,漁業の位置付けは著しく低下(2015年:GDPに占める水産業の割合は0.14%,全就業者に占める漁業の割合は0.3%)。
・しかし地域を支える産業の1つとして漁業は存続。
・統計資料,多様な将来推計値を用いて日本漁業の将来を投影することで,従来の研究とは異なる角度から日本漁業の現状を整理。
・魚介類の国内消費仕向け量はかつて増加傾向を続けていたが,1990年代に横這いとなり,2000年代に入ると減少に転化。
・1人1日当り魚介類摂取量が減少していくと仮定すると,2030年の魚介類の国内消費仕向け量は約450万トンと推定。
・自営は就業者数が一層減少。雇われは就業者数が緩やかに減少するものの若年層が一定数参入することによって相対的に安定した年齢構造になりうることを確認。
・持続可能な漁業実現のための課題4項目を提示。